貧血

正しい医学用語シリーズ二つ目は、
 
「貧血」
これも非常によく使用される用語だと思います。
正しい意味は、具体的に血中ヘモグロビン値が異常低値である事を指します。
貧血-2
 
ヘモグロビンは赤血球の中に入っている、酸素と結合するタンパク質の事で、ヘムすなわち鉄+グロビン蛋白の合体した赤色の物質です。
貧血とは要するに、赤血球もしくはその中身の鉄分が欠乏している状態であり、そのために充分に全身に酸素を供給できず、すぐに疲れる、息切れする、顔面蒼白、立ちくらみする・・・
その様な症状を呈する事です。
圧倒的に女性に多い病態です。理由は月経が有るからです。出血すると当然赤血球や鉄分を喪失しますので、骨髄での製造が出血に追いつかない場合、貧血という状態になります。
文字通り、貧乏な状態の血液と言う意味ですね。収入より支出の方が多いって事です
 
間違った使い方の典型例は、
「貧血を起こす」の様な使い方。
貧血は突然なったり治ったりする様な物ではありません。
おそらくそれは、貧血ではなく、低血圧症状の事です。
例えば、衝撃的な事実を聞かされた時などに、頭クラクラ~っとなって目の前真っ暗になって倒れ込む。みたいな状態。
それは精神的ショックにより自律神経バランスに変調を来たし、血圧が急激に低下して、脳へ送る血流が一時的に重力に負けて不足し、意識が遠くなってしまう状態です
採血された後とか満員電車内や朝礼の最中などで起こす症状も、精神的な気分不良により低血圧になっている状態であり、貧血ではありません。
もちろん、本当の貧血と二重にオーバーラップしている例もあるとは思いますけどね
普段から血圧の低い人(最高血圧が100に満たないレベル)は、急に立ち上がったりすると一瞬クラッとなります。普段そこそこ血圧がある人でもそうなる事があります。
起立性低血圧というもので、これも同様に重力に負けて、一瞬脳に送る血流が遅れるために起こる症状です。
なので、低血圧症状と本来の貧血とを混同しない様に覚えておいて下さい
 
貧血は慢性的な症状であり、そう簡単には治りません。
原因である出血(例えば月経過多、出血性胃潰瘍、痔疾など)が明らかな場合はそれを改善するのが第一ですが、それ以外だと対症療法になります。
ヘモグロビンの原料である鉄分を内服なり注射などで補給するのが一般的です。臨時ボーナスで潤うみたいな感じかな
でも数値が正常域に入ったからと言ってすぐに補給をやめたらまたジリ貧になっていきますので、正常域に入ってからも六ヶ月ぐらいは補給を続ける方が良いです。そうする事によって全身の様々な細胞の中に余剰分の鉄分を貯蔵する事ができ、より長期に渡り正常域をキープできる事になります。まさに銀行に貯金しておく様なものですね
 
ヘモグロビン値は、正常域は12~16ぐらいです。当然女性はやや低めで、男性は高めです。
貧血になって10を下回ると立ちくらみ症状などが出やすくなりますので、二桁はキープしておきたいところです。
ただ、長年ずっと貧血を持っている人は、全身の臓器がもうその状態に順応していて、ヘモグロビン値8とかでも平気で元気溌剌な例もあります。その様な人が12ぐらいまで引き上げたらたぶんすごい持久力を発揮するでしょう。それを利用したドーピング(赤血球を増やしてマラソンとかに出場する)もよく載っていますね。
 
ヘモグロビンは逆に高けりゃ良いってものでもありません。17や18更には20ぐらい有ったらそれも異常です。
それは「多血症」という状態で、病的です
熱中症・脱水などで一時的にそうなることも有りますが、常時そうなら要治療です。
多すぎるとそれだけ血液の固形成分が過多と言う意味であり、ドロドロで詰まりやすい血液となり、脳梗塞や心筋梗塞、脳血管性痴呆などを来たします
 
ドロドロ血-1
タバコの吸い過ぎなどで肺の呼吸機能が低下するとそういう事になります。
肺での酸素取り込みが低下すると、その運び屋である赤血球を増やして帳尻を合わせようとしてしまいます。
更にタバコの煙の中には不完全燃焼による一酸化炭素がいっぱいです。ヘモグロビンと一酸化炭素との結合力はなんと、酸素のそれの200倍なのです。一度結合したら簡単には外れません。だからもはや何の役にも立たない赤血球ばかりが無駄に血液中を流れる事になります。
タバコを一日に20本吸うと言う事は、火事の家かガス漏れの家に一日20回入り込んで深呼吸している様な行為に相当します。
検査上は「多血症」なのに実質「貧血」というダブルパンチの最悪なシナリオに突入していきます
 
ここで挙げた貧血は、一番メジャーな「鉄欠乏性貧血」ですが、それ以外にもいろんな特殊な貧血もあります。
鉄分は充分に余っているけど、骨髄での赤血球製造が低下しているタイプとかもあります。その場合、鉄分補給は無駄なだけでなくむしろ有害であったりしますので、自己判断で決めつけずに専門家に正確で詳しい診断をしてもらう方が無難です。
次回は、「盲腸」について記載します。
Posted by れいな on 28.2012   5 comments   0 trackback
Category :学術的日記

つ アルフェ
2012.07.29 22:16 | URL | #Eb.hugsg [edit]
http://matome.naver.jp/odai/2128883190043445701/2128883881743592703
そのCMはハッキリ思い出せないですが、この番組だったらなんとなく覚えています。
可愛いしカッコいいですね。
アルフェの「フェ」がFeすなわち鉄だということは容易に予想つきます。
更に昔、鉄骨飲料とかいう、より直接的なネーミングのドリンクも有りませんでしたっけ?
2012.07.30 11:08 | URL | れいな #9PzNIGQk [edit]
鉄骨飲料は数年前に復刻して今もありますよ。
 
小西真奈美は、パッと思いつくだけでも、
“ちゅらさん”“きらきら研修医”“小児救命”“天使の卵”と、
女医役がたくさんあり、ハマリ役なのかもしれません。
 
最近あまり見ないですね。
福山雅治と噂になったことや、つかこうへいの逝去が影響しているとか?
2012.07.30 20:27 | URL | #Eb.hugsg [edit]
僕もこのようなことがあり、学校の式で校長の長い話を聞いてるうちにバタっと倒れたことがあります(´ノω・`)もう恥ずかしくて・・・・
最近は倒れることはありませんが立ちくらみなどがたまに・・・|・ω・`)
2012.08.01 18:40 | URL | いるか #uNHw.3VM [edit]
◆武さん
今も鉄骨飲料有りましたか^^;
小西真奈美も確かにあまり見かけないですね(´・ω・`)
というより、私テレビ自体見なくなって3年ぐらい経ちますので番組もCMも全く知らない状態が続いています。
情けない話ですが地デジになってチャンネルがどうなっているのかもややこしくて覚える気も無く、ろくに観ることすらできませんorz
受動的にじっと観てるのがもうかったるくてかったるくて時間の浪費に耐えられない様になってしまいました。
 
◆いるかさん
訪問ありがとうございます(o^v^o)
そちらの新ブログもリンクに追加させて頂きました。
校長の話www というと「長い」というのが定番ですが、幸い私はそれほど長話校長に当たった記憶がありません^^
運動会・体育大会とかの時にダラダラ喋られたらキツイっすよね~。
あ!そうか。わかりました!
うちはキリスト教だったのでいつも式類の時はチャペルで座ってお話聞いていたからですわ、そのような経験が無いのは(≧∀≦)
私は立ち上がって、「伸び」を思いっきりした時に、クラクラ~となって糸の切れた操り人形のように崩れ落ちそうになる事が多いですʅ(~◡◝)ʃ
2012.08.01 19:20 | URL | れいな #9PzNIGQk [edit]

  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://leina3456.blog.fc2.com/tb.php/7-4b4e4be4

プロフィール

れいな

Author:れいな
PC・ネット・動画、旅行、ゲーム、学問、政治、ニュース、医療・健康、ファッション、グルメなどあらゆるジャンルのごった煮ブログです。

もくじ

Gakujutsu Seijinews Zatsudan Fashion Tabemono Mariokart Sonotagame Mamechishiki Ryokouki Agemon

動画紹介コーナー

アクセスカウンター

リンク

このブログをリンクに追加する