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矢掛町

矢掛町 (1)
岡山県の西部にある矢掛(やかげ)に行きました。
観光地としてはさほどメジャーな場所ではありません。
が、旧矢掛本陣石井家という見ごたえのある建物が有るのです。

矢掛町 (4)
本陣とは、軍の本体という意味だけではなく、宿屋の意味もあります。
すなわち今で言うところの高級ホテルみたいな所でした。江戸時代における。

江戸幕府はご存知の通り、各地域の大名たちに参勤交代を義務付けました。
幕府への忠誠心を高めさせ、遠路はるばる旅をさせる事で散財を即し、勝手に力を付けさせないためですね。

矢掛町 (2)
その大名たちが各地で泊まるホテルの一つがここ「本陣石井家」です。
篤姫もここに泊まった記録が残っています。

矢掛町 (3)
泊まる際には足軽がまずここまで赴いて予約を入れるのです。
今みたいに電話やネットで予約するわけではありませんので。
予約さえ入れたら安心。ではありません。
その足軽が仕える殿様よりも身分が上の大名や幕府関係者が後から予約を入れてきたら、キャンセルしなくてはならないのです。
「うちらの方が先に予約を入れた!」なんて通用しません。厳格なる身分制度がある江戸時代ですからね。

矢掛町 (5)
そんな時は本陣を諦めて脇本陣に宿泊します。
「本陣石井家」よりも少し東に行くと「脇本陣髙草家」があります。

 矢掛町 (6)
トイレ一つを取っても面白い。
和式便器しか無いのはもちろんですが、どちら向きにしゃがむのでしょうか?
昔は陶器ではなく板の「金隠し」なのですが、そちらに尻を向けてしゃがむのです。
あれは着物を引っ掛けるためのものなのです。
洋服と違って裾が長いからそのまましゃがむと汚れちゃいますからね。
それと扉の方を向いて用を足すのは、敵襲があった際に敵に背を向けていては命取りだからです。
そう。昔は24時間365日、常に殺るか殺られるかの緊張状態で毎日を過ごしていたのだと改めて認識できます。
便器の下には木製の容器があり、それを引き出して中に落ちた便を殿様お付きの医師が「観便」します。
便の状態を見て、殿の健康状態を把握し、食事など適切なアドバイスをしていたのです。
 
Posted by れいな on 04.2018   0 comments
Category :旅行

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