君の名は。

君の名は (1)
例に漏れずこれも鑑賞しました。
評判通り非常に完成度の高い映画でした。
アニメですが、絵も綺麗で万人ウケするキャラデザでした。
背景なども細部まで描き込まれています。
東京なのにマンホールのマークが京都府のそれだったりと、一瞬のギャグも散りばめられていて見どころ満載です。

君の名は (7)
内容ですが、私の好きなタイプのSFです。
しかも2つのエッセンスが混ざっているところが新しい。
一つは、いつもおなじみ「タイムスリップ系」です。

君の名は (2)
もう一つが、「他人と人格が入れ代わる」という内容。
これも「秘密(東野圭吾)」や「パパと娘の7日間(五十嵐貴久)」など有名な作品が有りますが、大抵はそれにより周囲の人が驚き戸惑う様とか、それぞれの入れ代わった先の「自分」に慣れる事とかをコミカルに描写する事に大半を消費しますよね。
実際それって描きやすそうですし、観る側としても結構面白いのです。
特に男性と女性が入れ代わる内容なら尚の事、エロを含めネタが豊富になりますね。
しかし本作はそこばかりに時間を割かずに、もっと壮大な「事件」の方に焦点を絞っていきます。
その辺りが平凡な作品との違いだなと思いました。

君の名は (6)
もう少し具体的に書きます。
東京に住む男子高校生(タキ)と飛騨の田舎町に住む女子高生(ミツハ)とが、ある日突然に、身体が入れ代わります。
でも二人ともあえてその事を周囲に言わず、入れ代わった先の人として無理やり振舞います。
当然周囲の人達はちょっとおかしくなったと思いますね。
でも1日間だけで次の日起きたら元の身体に帰っています。
また何日か経ったらその現象が起きます。
齟齬が生じないようにそれぞれがその1日間にあった事やした事をスマホの日記などに記したりしているうちに、
お互いに本来の「中の人」に好意を抱くようになります。
でも、ある日から急に入れ代わる現象がプツリと途絶えてしまいました。
お互い忘れる事ができず、「本人」に会いに行こうと思い立ちます。
ところが、タキがやっとの思いでミツハの住む町を見つけたと思ったら、そこは3年前に彗星から分離した隕石が落下して滅んでしまった町だったのです。
被災死亡者リストの中に「ミツハ」の名前もありました。

君の名は (8)
そう。ここで「時間がズレている」という話が徐々に明らかになってくるのです。
3年前の生きていたミツハと、現在のタキとが入れ代わる現象が起きていたのだと。
次に再び久しぶりにその現象が発生します。
ミツハとなったタキは、「もう直ぐこの町に隕石が直撃して自分も家族もみんな死んでしまう!避難するんだ!」という事を必死になって周りの人々に訴えかけます。
まあそんな事、一筋縄ではいきませんよね。
でもやり遂げるのです。
はい。思いっきり史実に干渉してしまいましたので歴史が変わります。
隕石が落ちて町一つ消滅してしまう事自体は変えられませんが、住む人々が全滅する事は避けられました。
被災死亡者リストも当然変化します。
こういう事をして記憶が残っているとマズいので、元の身体に戻った時に「他人の身体になっていた事」や「過去を改変した事」も綺麗さっぱり忘却してしまう様になります。
そうならない様にお互いに残していたスマホの日記もなぜか消えています。
でも、ミツハは結果死亡する事なく今もどこかで生きているのです。
そして数年後、成人した二人は東京の街中で偶然すれ違うのです。
その時ビビッと来て・・・

君の名は (5)
あとはもうおなじみの感動シーンですね。
シュタゲの「おかりん」と「くりす」しかり、テイルズオブデスティニー2の「カイル」と「リアラ」しかり。
本来完全に消されているはずの記憶なのに、それを超越する奇跡の能力が発動する。

君の名は (4)
上映時間は2時間も無かったので、たぶん原作よりもだいぶ短くカットされているんじゃないかな?
本当は前半の、入れ代わった事による様々なコミカルなシナリオの部分がもっと普通の作品並みに有ったのかもしれません。
映画ではその部分は必要最低限に絞られている感じがしました。
それが逆に良かったんだと思います。
コミカルなシナリオとシリアスなシナリオが見事に融合していましたから。

君の名は (3)
途中、「口嚙み酒」が出てきたのには驚きました。
大阪の西成区に「酒50円」とかいう冗談みたいな自販機が有るのですが、その記事を読んだ際に、
「あれはオッサンがご飯を口の中に入れてクチャクチャ唾液と絡めて噛んで、吐き出して作られたもの。酵母菌はそこいらの空気中に居るのでそのうち勝手に発酵してアルコールになる。」
と書いてありました。
その「酒」がそうやって作られた物かどうかは眉唾物ですが、
そんな方法で酒が作れるという事実にものすごい衝撃を受けました。
まさかそれが本作に出てくるとは思いませんでした。
そして、「それJKが顔写真入りとかで販売したらバカ売れするんじゃない?」という妹ヨツハの発言に対し、ミツハ「酒税法違反!」という適切なツッコミをする事も忘れない。
他にも細かい所が非常に凝って作られていて2度3度観に行くリピーターが多いのも納得です。
まだ原作の小説は読んでいないのですが、是非読んでみようと思います。
 
Posted by れいな on 29.2016   4 comments
Category :小説・映画

これは私にとって鉄板だな^^
体が入れ替わり&タイムスリップなんて想像しただけでニヤニヤが止まりません。
早速観に行く予定をたてよう^^

もしかして これって泣けちゃうヤツ?
オレンジは泣いてしまうから映画は観にいかなかった。映画館で泣くのヤダなあ^^;
2016.10.01 21:55 | URL | ともこ♪☆ #- [edit]
コメントありがとうございます。
はい、ともちゃんにとってこれが期待外れに終わる可能性はまず無いでしょう。
もっと膨らまして流星ワゴンみたいに何話にも渡るドラマにしても良いぐらい。
これから観るつもりならあまり詳しい事は言えませんが、
悲しくて泣いちゃう様な事は無いね。
嬉し泣き系なら無い事も無いけど周囲を見渡して私を含めすすり泣いた人とか居ませんでしたので、よっっっっぽどどんなシーンでもすぐ泣いちゃう様な涙腺の持ち主じゃない限りは大丈夫・・・だと思うよ~
2016.10.02 00:06 | URL | れいな #9PzNIGQk [edit]
今とても旬な話題を取り上げられていたので...
こんにちはー、お元気そうでなによりです。

君の名は。私も流れにノッて観てきましたよ。とても素敵な作品でしたね。
くどくどしていなくて、伏線やキーワードが絶妙に重なり合ったよくできた作品だなって思いました。
無理なく物語が理解できましたし、一度観て少し理解した上でまた観ると違った発見があったり、
また違った楽しみかたができるかもしれませんね。リピーターが多いのも頷けます。

口噛み酒。あれ心の中で”買いたい!”って叫んだ殿方は少なくないでしょう、きっと(笑)
そんな伝統文化が実際にあることも初めて知りましたし、今回初めて耳にした言葉も。

”誰そ彼”って言葉は知っていましたが、”彼は誰時”は知りませんでした。

言葉の持つ響きや意味合い、日本語って美しいですね。勉強になりました。

ところで入れ替わりの相手が瀧である、三葉である、理由はなんだったのでしょう?
そこまで思いを巡らすのはナンセンスなのかな?麗菜先生にぜひご教授頂きたいです。
2016.10.02 10:30 | URL | your neme. #MyJ0QW/M [edit]
やや! お久しぶりです~(*´∀`*)
なかなかお話しする機会が無くなってしまいましたのでどうしてらっしゃるかな~?と思っていましたがお元気そうで安心しました。
明日出す記事の中に過去の記事(5年半も前)へリンクを貼っている部分が有るのですが、奇しくもその記事にもコメント下さっていて偶然とはいえ何かのチカラを感じちゃいました(ΦωΦ)フフフ…

公開直後でもないのに満席でした!
一緒に観に行った子も実は二回目でしたので、
きっと他にもリピーター結構居るんだろうなと思いました。
冒頭の国語の授業、「ふーん」程度に聞いていましたが、後半のキモに見事に絡んでいて上手かったですよね。
あの二人が「選ばれた」理由ですか。
正直それは考えもしなかったのですが、
三葉のお母さんもお婆ちゃんも同様の体験をしていた様なので宮水神社の巫女にそういう神がかった現象が起きる事は1000年前から「必然」だったのでしょう。
問題は瀧君ですね。
彼が特別な出自である様な話は特に有りませんでしたよね・・・
(-ω-;)ウーン わかった!
三葉はかねてから東京のイケメン男子に憧れていた、というか自分がそうだったら良いのにな~
と妄想していましたよね?
その妄想の容姿に最も近かったのが瀧君だったんですよ。
きっとそう。
だからこそ、8年も経った未来でも雑踏の中でチラッと見ただけで「あ!この人は!」と心がシビれたんだと思うの。
調べたらもっとちゃんとした考察というか原作者の解説とか有るのかもしれませんが、今のところはこんな考えでいます~
2016.10.02 15:11 | URL | れいな #9PzNIGQk [edit]

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