東亰ザナドゥ

東亰ザナドゥ (1)
日本ファルコムが誇る正統派RPG「東亰ザナドゥ」をプレイ・クリアしました。
期待していた以上に面白かったです。
非常にボリュームのあるシナリオで、ストーリーに引き込まれます。

東亰ザナドゥ (3)
舞台はファンタジー世界ではなく日本の東京都内です。でも内容は軌跡シリーズの派生といっても過言ではないファンタジーRPGぽいSFストーリーです。
東亰とはもちろん東京の事ですが、実際に昭和初期までは「東亰」という表記も混用されていた様です。この「亰」という文字は「京」の異体字で、「亰」を使ったのは、中国の東京(Dongjing、ドンジン)との混同を防ぐためともいわれるが、後に同じ字となった。とウィキペディアに記載されています。
ちなみに九州は「玖州」でした。
ザナドゥ(XANADU)と言えば、ファルコムが初期の頃にリリースした名作ゲームなのですが私は残念ながらプレイした事が無いので、この東亰ザナドゥと関係が有るのかどうかはわかりませんでした。

東亰ザナドゥ (2)
前回紹介した軌跡シリーズはいわゆるコマンド入力式RPGでしたが、東亰ザナドゥは一応アクションRPGに分類されます。
でもゼルダみたいに難易度が高い物ではなく、イージーモードを選べばAペチでどんどん進んでいけます。
私は歯応えのあるアクション性など全く欲しておらず、サクサク進めてストーリーに集中したい派ですのでこれは非常に助かりました。
むしろ、敵にエンカウントする度にバトルシーンに切り替わる普通のRPGよりもスピーディに進められるので快適でした。
だからと言って「上手い下手」が全く無意味になる事もなく、全ての宝箱を回収したりキャラを切り替えながら敵の弱点を突いて倒したりしていくと良い評価が貰えます。

パッと見た感じは「閃の軌跡」にそっくりです。キャラデザも同じですし、舞台の中心が高校で一学期から始まるお話、各章ごとに誰と親睦を深めるかを選んだり、その後事件が発生するというパターンなんかもね。
悪い部分も踏襲されております。
3Dなのでどのキャラも似た様な顔つきをしていたり、キャラ紹介時にいちいちその担当声優の名前まで表示される興醒めな演出、そのくせフルボイスじゃなくて中途半端にしか声有りシーンが無いところ。

東亰ザナドゥ (4)
でもそんな事が気になるのは序盤だけで、内容自体はどちらかと言うと「零・碧の軌跡」に近かったです。それが「期待していた以上」と評価した理由です。
クロスベル市の時と同様に全く予測のつかない様々な事件が毎章ごとに発生してワクワクしっぱなしで先が非常に気になります。
黒い犬らしき魔獣を捜査したり、チーマーが出てきたり、ヤクザが出てきたり、ドラッグが出てきたり、若頭は意外と良い人だったり、全身を白装束で隠した謎のキーパーソンが出てきたり、眼鏡イケメンの先生が実は只者ではなかったり、まさかの大どんでん返しがこれでもかと待っていたり・・・
そして毎度同じ事を言っていますが、ファルコムのシナリオライターはめちゃくちゃ文章が上手い。特に会話文の。
現実世界でこういう受け答えができたらカッコいいだろうなーと思う言い回しがふんだんに盛り込まれています。
セリフはものすごく多いにも関わらず、スラスラ読めてスーッと頭に入ってきます。
そしてヒロインの柊アスカなどが常に“含みのある物言い”をするところがニクい。
みなまで言わずに、読者が「ん? どういう事だ?」とちょっと気になる様な言い方をしていつも伏線みたいな物を張り巡らせます。

東亰ザナドゥ (6)
「ペルソナ4」にもかなり似ているシナリオです。学生が主人公である事はもちろん、異常な霧が発生したり、真夜中テレビみたいに異世界の中に潜入して事件を起こした元凶を倒したり、仲間になるキャラが最初にその異世界に飲み込まれてそれを救いに行くって展開なんかもね。
でもペルソナシリーズはダンジョンがものすごく長くて少々辛かった思い出が有るのですが、東亰ザナドゥのそれは長すぎず短すぎずベストなバランスだったと思います。

東亰ザナドゥ (5)
大抵、たくさんのキャラが仲間になるRPGって主要メンバーだけ鍛えてその他は「二軍落ち」ってパターンになりがちですがファルコムの作品はそうなりません。
イース7の時もそうでしたが最終章では全員を何組かに分けてみんなが戦闘に参加して活躍する。
なので満遍なく育成してみんなに良い装備を与える楽しみが有ります。

東亰ザナドゥ (8)  
攻略本とか攻略サイトを見ながらプレイする必要もありません。
「ん?このおみくじってどういう効果が有るのだろう?」「戦闘参加メンバー以外のキャラと親睦を深める意味は有るのかな?」とかちょっと攻略サイトで「仕様」を覗き見てみたくなる事ってどんなゲームでも有ると思うんですが、そういう痒いところに手が届く「攻略のコツ」をゲーム内でちゃんとヒントとして教えてくれます。
ネットがある現代ではついつい攻略サイトを覗いて「ネタバレ」とか「何章まで続くのか」などを見てしまうと興醒めなので、プレイヤーにそれをさせないよう配慮されていて実に素晴らしいなと感心しました。

東亰ザナドゥ (9)
あと、メガネイケメンの佐伯ゴロウ先生。彼はしょっちゅうポケットからタバコを取りだしてスパーッと吸います。
最近ではテレビアニメやドラマなど「タバコを吸うシーンなどけしからん!教育上なんたらかんたら・・・」などとお門違いなクレームに屈してそういうシーンを入れない様にしたりする情けない制作者が多いですが、
現実社会と創作物の区別も付かないのか?なぜそんないちゃもんバシッとはねのけないのか!と呆れかえります。
ファルコムは決してその様な作品を台無しにする愚行は犯しません。空の軌跡3rd(PC版)のレンの過去のお話回想シーンの時も、すごいな、よくもまあここまで思い切ったシナリオにゴーサインを出したな。と驚きましたが、それだけ信念を持って作品を作り、世に送り出してらっしゃるのだという事が強く伝わってきます。
昨今の何でもかんでも自粛したりするおかしな風潮に敢えて一石を投じている様にも見え、ますます応援したくなりますね。

東亰ザナドゥ (7)
数々の名作RPGのいいとこ取りみたいな、日本製ロールプレイングゲームの集大成。
そう言っても過言ではない作品です。
上に挙げた様な作品が好きだった方は間違いなく楽しめると思います。
と言うか、RPGやSF小説・漫画が好きな人はこれをやらず(読まず)して人生を終えるなんてもったいない事この上ない。
「零・碧の軌跡」の時も似た様な事を言いましたが、本当にそれぐらいの傑作でした。
ちなみにハードはPSのVITAです。
VITA-TVにも対応していますので大画面モニターで普通に遊べます。

Posted by れいな on 30.2016   0 comments
Category :その他ゲーム

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