あなたは、そこにいますか?

ファフナー (1)
「あなたは、そこに居ますか?」
観るべき名作アニメの一つ、「蒼穹のファフナー」を鑑賞しました。
しました。と言うより、まだ観ている最中です。
と言うのは現在も放送中で、まだあと2話残っているからです。
現在放送中のはEXODUS編で、前作の続きのストーリーです。
前作のファフナーは2004年に放送されました。今から11年も前です。
当時はその様な番組の存在すら知りませんでした。
なので、一番最初の無印ファフナーから順番に観ています。
途中、劇場版の作品も2本有りました。
それも観た方が良いですね。そこに登場する来栖操(くるすみさお)とか彼がコアとなっているミールの船もEXODUS編に登場してきましたので。

ファフナー (2)
さて、コア?ミール?
と早速聞き慣れない単語が出てきましたが、本作も独特の専門用語がこれでもかというほど出てまいります。
何も知識を補強せずにアニメを観るだけだと、「だからミールっていったい何やねん!」となってむしゃくしゃしてきます。
前後関係から何となくどういう物かは解るものの、しっかり理解するためには逐一わからない単語が出てくるたびに用語解説などを読んで消化していった方が良いです。

ファフナー (3)
大まかなあらすじは、
平和だったこの世界(地球)に、遠い宇宙から侵略者が来た。
人類がそれを排除・追い返そうと奮闘するお話。
です。まあ有りがちなシナリオですね。
とは言え、その敵は宇宙人とかサイヤ人とかそういう単純明快な生物ではありません。
そもそも生物かどうなのかも怪しい。
侵略の仕方も兵器などを使うでもなく、突如、人の心に話しかけてくるのです。
そのセリフがタイトルに書いた「あなたは、そこに居ますか?」という意味不明な質問。
その質問が聞こえた時点でほぼ死亡です。
「え? えーっと・・・」などと考えた時点でもう敵は心の中に「浸潤」してきています。そして中枢神経系から敵に「同化」されて身体ごと乗っ取られてしまいます。
すなわち、敵の姿など見ることもできない。影も形も無い。力で攻撃してくることもなくいきなり次々と人も物も同化されていきます。
強いて言えばウイルスが一番近いかな?
しかもなかなかに知能も高く、人間の言葉も覚えていきます。
同化されてしまった人はまた別の人に近づいて触れてその人を同化してしまいます。ゾンビやヴァンパイアの様に。
なので基本、同化されてしまった人はすぐに殺して被害を最小限に留めなくてはなりません。例え愛する家族であってもです。

ファフナー (4)
物理的にも硅素を主成分とした「フェストゥム」という金色に輝く実体を作って世界中に侵攻します。それは自在に変形して触手みたいな物を無数に伸ばし、触れる物全てを同化し飲み込む。
そして人間が使う兵器を模倣した攻撃も仕掛けてきます。ただし火力ではなくワームスフィアを発生させる。
撃たれた!と思ったら周囲に真っ黒の異次元空間みたいなのが現れて、実際その範囲内の物質は跡形無く消滅させられる。
ターミネーター2の冒頭でシュワちゃん達が裸でタイムワープしてきた時に生じた球状のえぐれみたいになってしまいます。

ファフナー (5)
そんな訳のわからない侵略者にどうやって立ち向かうのさ?
と思いますが、まあそれがファフナーの味噌。
ちなみにファフナーとはガンダムみたいに人が搭乗するタイプの巨大人型ロボットです。
一見すると、奇天烈な手段で襲来してくる「使徒」とそれを倒す巨大ロボットが出てくる「エヴァンゲリオン」の二番煎じ?と思います。
確かに序盤は似ている様な気がしますが、ファフナーの方がシナリオの完成度は高いと感じました。

ファフナー (6)
ファフナーのみがフェストゥムのコアを破壊する火力を持つ切り札。
フェストゥムを破壊すると巨大なワームスフィアが発生して消滅する。なので近接して倒してしまうと道連れにされてしまう恐れがある。
いやそもそも直接触れてしまった時点で同化されてしまいます。
同化されると精神を乗っ取られるか、結晶化して砕け散るのみ。
唯一の対抗手段であるファフナーやそれに乗る主人公たちは、実は敵「フェストゥム」の因子を取り入れたので互角に渡り合える。
もしそうでなかったら成す術もなくこの地球は奪われていた事でしょう。
なぜ敵の因子を取り入れるなどという奇跡が起こり得たのか?
フェストゥム達は最初は全部で一つの共通した存在だったのですが、それぞれが人間に同化していくうちにその元の人間が持っていた「悲しみ」「優しさ」「愛する心」などを学習し身につけるに至ってしまった事が原因かな。
やがて一枚岩ではなくなり、人間たちと共存する事を望む者も現れ始めたわけです。
それが主人公たちに溶け込んでいき、破壊・全滅・怒りのみしか持たない本体に反旗を翻した。
そんな感じの非常に深いお話。
前作とEXODUS編なら私は圧倒的に前作の方が面白かったと思います。
オープニングとエンディングの曲も前作の方が良かった。

ファフナー (7)
ファフナーはキャラ達の顔が特徴的です。
みんな頬の部分にペンで書いた落書きみたいなチークが有ります。
最初見た時は非常に違和感が有りましたが徐々に慣れていきました。あるいは途中からやや目立ちにくく薄くなっていってるのかもしれません。
男性キャラも女性キャラも顔の造形が似ているので戦闘スーツなどを着ているとパッと見では誰なのか判りにくい。
特に主人公の真壁一騎が途中から髪が伸びて余計に紛らわしかった。
身体つきもオヤジキャラ達以外はみんな細くて見分けが付きにくかったのがやや難点か。

ファフナー (8)
一番お気に入りだったキャラは序盤の表情豊かな春日井甲洋かな。残念ながら彼はフェストゥムに浸潤されてしまいますが(TДT)
同化されてしまったら見た目は元の人のままであっても普通は完全に精神ごと乗っ取られてしまうので発見次第脳幹を銃でぶち抜かなくてはなりません。
でも彼の愛犬だったショコラが僅かに残存していた甲洋自身の心を呼び戻し、乗っ取ったフェストゥムと元の甲洋とが華麗なる融合を果たした稀有な例でした。
彼を撃つべきか質問した溝口さんへの真壁司令の「フェストゥムは、涙を流さん。」のシーンは一番感動的だった。

ファフナー (9)
一番イライラしたキャラはヒロインの遠見真矢の姉である弓子かな。
前作では自分の妹にだけ赤紙が来ない様にデータを改竄するという暴挙に出るし、EXODUS編では自分の娘の美羽にいちいち過保護的干渉をするし。
でもフェストゥムに襲撃されて瓦礫の下敷きになって死んだはずなのになぜか無傷で立っていた。真矢が「お姉ちゃん?」と怪しんでいましたが、あれは本当に助かった弓子なのでしょうか?
事切れる寸前に光が彼女に舞い降りた様に見えたのですが、ドラクエ10の生き返しみたいに何者か(フェストゥムしか居ませんが)が同化して身体に乗り移って利用している様に思えます。現に、その時を境に美羽に対してもキーキー五月蝿く干渉する事も無くなって大人しくなりましたし。

ファフナー (10)
とまあ、書き出すと無限にネタが尽きない名作なのですが、ここでもう一度問う。
「あなたは、そこにいますか?」
①はい
②いいえ
③無視
④見りゃわかるだろ!(問答無用でコア破壊)
正解はどれでしょう?

Posted by れいな on 18.2015   2 comments
Category :小説・映画

ファフナー1期から見られたんですね!
シリウス版コミックスではアニメ本編では語られなかった要素が含まれているので
未読の場合はぜひ!翔子や甲洋の描写がとても丁寧です。

劇場版は「HEAVEN AND EARTH」の一本だけですよ~。
一期のエピソードの完結版というかんじで、あれから総士や一騎がどうなったかが描かれています。操くんも登場する話ですね。
一期では出番が少なかった広登や芹ちゃん、西尾姉弟の活躍も観れるので是非見てください~。

もう一本単発であるのは一期本編前の話が描かれた「RIGHT OF LEFT」です。
TVでも放映されてたので30分と尺は短く、なかなかに暗くて重いです。
二期の第2オープニングでちらっと登場するカップル+1匹と一期一話で即死する蔵前が中心の話です。あと彗の姉も一応出る…。(といってもほぼ出番なし…)
見なくても本編は楽しめますが、二期でよく出てくる「L計画」のことがわかるので見ると本編がより楽しめます。

弓子さんに関しては、赤紙が来ないように…というよりは(パイロット候補には選ばれてるし…)、ファフナーに乗せないようにデータ改竄しちゃっというか。
データをいじれる立場にいたし、実の妹や、夫の忘れ形見でもある娘に対して過保護になってしまうのも仕方がないなと思ってしまいます。
弓子さん世代は実験などで全滅してるので、色々思うところもあるんじゃないかなぁと。身内だけじゃなく、皆をファフナーに乗せること(=死に近い場所に送り出すこと)自体も反対なんだと思います。
二期途中からの弓子さんの正体はドラマCDで明かされてるみたいですね。ドラマCDはさすがに未視聴だ…。
まぁ、さすがに今週末の最終話で明らかになるでしょうけどね。
さて最終回どうなる…。
2015.12.20 19:45 | URL | あきかん #VfPazqGM [edit]
コメントありがとうございます~
この記事、まず空缶さん以外のフレンドはだーれも読まないだろうなーと思っていました(;^^)
アニメ好きでもない人にとってはそこまで有名な作品でもないでしょうから。
かく言う私も実は知らない作品だったのですが、最近の空缶さんの呟きを読んでいるとファフナー一色って感じだったので
そこまでハマるとはいったいどんなアニメなんだろう?
と興味を持って調べたのが最初でした。
なので空缶さんとフレンドでなかったら一生知り得なかった作品だったかもしれません。
なかなか難しいシナリオだなーと最初感じましたが、それだけ独特の、他とは違う深みのあるお話だと思いました。
良い物を紹介して下さった~と勝手に感謝しています(/∀\*))キャハ♪"
コミック版、検索してみました。
あれ?3冊で終わり?と思ったら、今現在まさに発行中なのですね。
なるほどかなり丁寧に描かれているみたいで面白そうです。
アニメになるとどんな作品でもそうですが、やっぱり放送時間という制限内に収めなくてはならないためにどうしても心で思っていることなど細かい部分が端折られることが多くなってしまうのが痛いですね(>_<)
誰かがそのコミックのボリュームそのままをアニメ化して全50話ぐらいになっても良いからリメイクしてくれないかな~なんて書いていましたが、その気持ちは非常によく解ります(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。)
はい。本編以外で観たのは「RIGHT OF LEFT」と「HEAVEN AND EARTH」でした。
どちらも知識を補強する上でも良かったです。
一騎たち第1世代、堂馬広登たち第2世代、水鏡美三香たち第3世代と本作は登場人物が多いので、どれが誰で、誰が誰に想いを寄せていて、とかバッチリ理解した上で観るのがなかなかハードル高いです(;^^)
ドラマCD・・・
はるか大昔にテイルズオブデスティニーのそれをアニメだと勘違いして買ってしまい、「工エエェ(´Д`)ェエエ工 聴くだけの媒体だったのか~il||li▄█▀█●il||li」と後悔した苦い思い出がありそれ以来買っていないですわ。
幽霊だ気にすんなとか言われていたケロロ軍曹みたいな目をした小さい子供のコア型の敵?もイマイチ謎ですが、
弓子の正体、そのうちハッキリするだろうと思っていたのですがそのまんま終盤まで来たので、「え?まさかこのまま回収せずに終わるなんて事は無いよね?」と思っていました。
いよいよ次ラスト待ち遠しいですねー(*´∀`*)
2015.12.20 22:19 | URL | れいな #9PzNIGQk [edit]

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