整形

正しい医学用語シリーズ第六弾は、
 
「整形」
さて、この単語を聞いて真っ先に何を思い浮かべるでしょうか?
たぶん大半の人は、美容外科手術の事をイメージすると思います
そう。二重まぶたにしたり、豊胸したり、脂肪吸引したり、ワキガの治療したり、シミやソバカスやホクロを除去したり・・・
しかしそれは「整形」ではなく、「形成」外科が行う手術です。
本来、整形外科は、骨折・捻挫・椎間板ヘルニア・骨肉腫など、ホネや靭帯や筋肉や関節などの「運動器」の損傷や疾病を診断・治療する科なのです。
なので、「あの人、プチ整形したらしいわよ。」ではなく、「あの人、プチ形成したらしいわよ。」が正解です
従って形成外科は、どちらかというと皮膚科に一番近い存在です。
皮膚を扱う内科版が皮膚科なら形成は外科版
 
整形-5
なので、これも医院の看板を探してみるとわかりますが、「皮膚科・形成外科・美容外科」と併記してあるパターンがいっぱい見つけられると思います。
ですが、「整形外科・形成外科」とか、「美容外科・整形外科」などと列記してある標榜なんてまず有りません。
整形と形成って一見似ていますが、全く別の路線です。その両方を専攻する医師もまず居ません。
将来「美容外科」を開業するつもりの人はまず、「形成外科」に入局して腕を磨きます
でもやっぱり前回の神経内科の時と同様に、上の写真群の右下に有りますように、オマケのように整形外科が列記してあるクリニック有りました。もちろん「真の整形外科」など扱っておらず勘違い客を取り込むための下策です┐(´ー`)┌
 
形成-11
形成外科手術の基本中の基本、Z形成です。折り紙みたいに器用に、引きつっている部分をゆるめたり、たるんでいる部分をピンと張らせたりする手術で、二重まぶたにしても何にしても、まずこの技術が基本となります。
 
ところでもう一つ、似ている単語があります。「成形(成型)」です。
これは医学用語ではありません。工業界の用語です。プラスチックなど、熱可塑性のある素材などを希望の形に変形させる事です。
例えば、スキーブーツのインナー。高級な商品では購入時に、インナーをまず取り出してオーブンの様な物の中に入れて加熱し、柔らかくなったところで、型取りの様に自分の足にフィットさせて急速冷却して固める。
その様な事をお店で行います。それが「成形」です。
ちなみに「成型」の方は金属などを型に流し込んで形作ることです。
 
おそらく、だいたいの人は、一般的に言う「整形」が美容形成の事を指しているけど、整形外科とは全く関係無い。という事を理解していると思うのですが、もしも混同して二重まぶたやら脱毛やら脂肪吸引やらの目的で整形外科の門を叩くなどという事をしたら大変な恥をかく事になりますので念のために書いてみました
次回は「ヘルニア」について記載します。
Posted by れいな on 07.2012   0 comments   0 trackback
Category :学術的日記

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