東亰ザナドゥ

東亰ザナドゥ (1)
日本ファルコムが誇る正統派RPG「東亰ザナドゥ」をプレイ・クリアしました。
期待していた以上に面白かったです。
非常にボリュームのあるシナリオで、ストーリーに引き込まれます。

東亰ザナドゥ (3)
舞台はファンタジー世界ではなく日本の東京都内です。でも内容は軌跡シリーズの派生といっても過言ではないファンタジーRPGぽいSFストーリーです。
東亰とはもちろん東京の事ですが、実際に昭和初期までは「東亰」という表記も混用されていた様です。この「亰」という文字は「京」の異体字で、「亰」を使ったのは、中国の東京(Dongjing、ドンジン)との混同を防ぐためともいわれるが、後に同じ字となった。とウィキペディアに記載されています。
ちなみに九州は「玖州」でした。
ザナドゥ(XANADU)と言えば、ファルコムが初期の頃にリリースした名作ゲームなのですが私は残念ながらプレイした事が無いので、この東亰ザナドゥと関係が有るのかどうかはわかりませんでした。

東亰ザナドゥ (2)
前回紹介した軌跡シリーズはいわゆるコマンド入力式RPGでしたが、東亰ザナドゥは一応アクションRPGに分類されます。
でもゼルダみたいに難易度が高い物ではなく、イージーモードを選べばAペチでどんどん進んでいけます。
私は歯応えのあるアクション性など全く欲しておらず、サクサク進めてストーリーに集中したい派ですのでこれは非常に助かりました。
むしろ、敵にエンカウントする度にバトルシーンに切り替わる普通のRPGよりもスピーディに進められるので快適でした。
だからと言って「上手い下手」が全く無意味になる事もなく、全ての宝箱を回収したりキャラを切り替えながら敵の弱点を突いて倒したりしていくと良い評価が貰えます。

パッと見た感じは「閃の軌跡」にそっくりです。キャラデザも同じですし、舞台の中心が高校で一学期から始まるお話、各章ごとに誰と親睦を深めるかを選んだり、その後事件が発生するというパターンなんかもね。
悪い部分も踏襲されております。
3Dなのでどのキャラも似た様な顔つきをしていたり、キャラ紹介時にいちいちその担当声優の名前まで表示される興醒めな演出、そのくせフルボイスじゃなくて中途半端にしか声有りシーンが無いところ。

東亰ザナドゥ (4)
でもそんな事が気になるのは序盤だけで、内容自体はどちらかと言うと「零・碧の軌跡」に近かったです。それが「期待していた以上」と評価した理由です。
クロスベル市の時と同様に全く予測のつかない様々な事件が毎章ごとに発生してワクワクしっぱなしで先が非常に気になります。
黒い犬らしき魔獣を捜査したり、チーマーが出てきたり、ヤクザが出てきたり、ドラッグが出てきたり、若頭は意外と良い人だったり、全身を白装束で隠した謎のキーパーソンが出てきたり、眼鏡イケメンの先生が実は只者ではなかったり、まさかの大どんでん返しがこれでもかと待っていたり・・・
そして毎度同じ事を言っていますが、ファルコムのシナリオライターはめちゃくちゃ文章が上手い。特に会話文の。
現実世界でこういう受け答えができたらカッコいいだろうなーと思う言い回しがふんだんに盛り込まれています。
セリフはものすごく多いにも関わらず、スラスラ読めてスーッと頭に入ってきます。
そしてヒロインの柊アスカなどが常に“含みのある物言い”をするところがニクい。
みなまで言わずに、読者が「ん? どういう事だ?」とちょっと気になる様な言い方をしていつも伏線みたいな物を張り巡らせます。

東亰ザナドゥ (6)
「ペルソナ4」にもかなり似ているシナリオです。学生が主人公である事はもちろん、異常な霧が発生したり、真夜中テレビみたいに異世界の中に潜入して事件を起こした元凶を倒したり、仲間になるキャラが最初にその異世界に飲み込まれてそれを救いに行くって展開なんかもね。
でもペルソナシリーズはダンジョンがものすごく長くて少々辛かった思い出が有るのですが、東亰ザナドゥのそれは長すぎず短すぎずベストなバランスだったと思います。

東亰ザナドゥ (5)
大抵、たくさんのキャラが仲間になるRPGって主要メンバーだけ鍛えてその他は「二軍落ち」ってパターンになりがちですがファルコムの作品はそうなりません。
イース7の時もそうでしたが最終章では全員を何組かに分けてみんなが戦闘に参加して活躍する。
なので満遍なく育成してみんなに良い装備を与える楽しみが有ります。

東亰ザナドゥ (8)  
攻略本とか攻略サイトを見ながらプレイする必要もありません。
「ん?このおみくじってどういう効果が有るのだろう?」「戦闘参加メンバー以外のキャラと親睦を深める意味は有るのかな?」とかちょっと攻略サイトで「仕様」を覗き見てみたくなる事ってどんなゲームでも有ると思うんですが、そういう痒いところに手が届く「攻略のコツ」をゲーム内でちゃんとヒントとして教えてくれます。
ネットがある現代ではついつい攻略サイトを覗いて「ネタバレ」とか「何章まで続くのか」などを見てしまうと興醒めなので、プレイヤーにそれをさせないよう配慮されていて実に素晴らしいなと感心しました。

東亰ザナドゥ (9)
あと、メガネイケメンの佐伯ゴロウ先生。彼はしょっちゅうポケットからタバコを取りだしてスパーッと吸います。
最近ではテレビアニメやドラマなど「タバコを吸うシーンなどけしからん!教育上なんたらかんたら・・・」などとお門違いなクレームに屈してそういうシーンを入れない様にしたりする情けない制作者が多いですが、
現実社会と創作物の区別も付かないのか?なぜそんないちゃもんバシッとはねのけないのか!と呆れかえります。
ファルコムは決してその様な作品を台無しにする愚行は犯しません。空の軌跡3rd(PC版)のレンの過去のお話回想シーンの時も、すごいな、よくもまあここまで思い切ったシナリオにゴーサインを出したな。と驚きましたが、それだけ信念を持って作品を作り、世に送り出してらっしゃるのだという事が強く伝わってきます。
昨今の何でもかんでも自粛したりするおかしな風潮に敢えて一石を投じている様にも見え、ますます応援したくなりますね。

東亰ザナドゥ (7)
数々の名作RPGのいいとこ取りみたいな、日本製ロールプレイングゲームの集大成。
そう言っても過言ではない作品です。
上に挙げた様な作品が好きだった方は間違いなく楽しめると思います。
と言うか、RPGやSF小説・漫画が好きな人はこれをやらず(読まず)して人生を終えるなんてもったいない事この上ない。
「零・碧の軌跡」の時も似た様な事を言いましたが、本当にそれぐらいの傑作でした。
ちなみにハードはPSのVITAです。
VITA-TVにも対応していますので大画面モニターで普通に遊べます。

Posted by れいな on 30.2016   0 comments
Category :その他ゲーム

純黒の悪夢

純黒の悪夢 (1)
コナンの最新作「純黒の悪夢(ナイトメア)」、観てきました。
もう20作目なんですね~
今回は初めから終わりまでハラハラドキドキの迫力有るアクションシーン満載のパターンです。
犯人を推理する謎解きが中心のお話とは違います。なのでネタバレの心配も無用です。
だいたい交互に来る感じかな?
次の21作目は私の大好きなコテ関の「服部平次」が活躍するみたいなので、きっと「迷宮の十字路(クロスロード)」っぽい作品になるだろうなともう今から期待しております。
前作「業火の向日葵」も非常に満足度の高い作品でしたが、今作はそれの上を行きます。
20という節目にふさわしい作品でした。
1作目から全部観ているファンの人も今作はかなりの上位にランキングされるんじゃないかな。

純黒の悪夢 (3)
今回の舞台となる「東都水族館」
水族館はテーマパークの一部であり、全体の構成は先日紹介した「エキスポシティ」に似ているなと思いました。
前回の「業火の向日葵」の時も少し前に見た岡山の鍾乳洞の設計にそっくりでタイムリーだな~と思いました。
今回も序盤でその設計コンセプトなど詳細に解説があります。
その目玉の巨大観覧車も非常にユニークな作りになっています。
もちろん作ったのは毎度おなじみ鈴木財閥。
ああいう細かい部分まで拘っている所がこのシリーズの質の高さを反映していますね。
テーマソングはB'zの歌でした。「あーいかにもB'zっぽい歌だな。」と思ったぐらいで前回のポルノの「オー!リバル」ほど鳥肌モノの神曲ではありませんでした^^;

純黒の悪夢 (2)
13作目の「漆黒の追跡者」と似たタイトルだなと思った人はすぐに気づくと思いますが、
今回の作品はこの「ジン」を初めとする「黒ずくめの男達」が始めから終わりまで出ずっぱりです。
組織の中では現場監督的なこの「ジン」とその部下の「ウォッカ」はよく見ますが「黒幕」やナンバー2の「ラム」は未だに正体不明。
黒幕が明かされる時が「名探偵コナン」の終演だろうと思うわけですが、まだまだ次々と物語のネタが尽きない感じですので「その時」が来ることはずっと無いかもね。
劇場版だけじゃなくてテレビアニメも続いていますし、よくもまあスランプにも陥らずに書き続けられるな~と本当に感心します。

純黒の悪夢 (4)
今回登場するこの2人の人物のやりとり。
なんか聞いたことの有る声同士だな。と思ったらそれもそのはず、
池田秀一さんと古谷徹さんでした。それぞれの人物の名前は、
赤井秀一(FBI所属で組織に潜入)と安室透(公安所属で組織に潜入)
赤い彗星とアムロレイそのまんまですやん\(゜□゜)/
別に敵同士というわけでもないのに何故か決闘する様なシーンがあります。
しかも明らかに「シャア」の喋り方と「アムロ」の喋り方で二人ともセリフを言っていて、
嬉しい人には嬉しいでしょうけどせっかく物語に夢中になっているのに雑念が入ってしまうのが玉に瑕。
しかも赤井というキャラの顔と池田さんのシャア声が超絶に合ってない。違和感MAX。
原作者の青山さんは大のガンダムファンとのことですが、これはさすがに強引すぎるなと苦笑しました。
ちなみに「キシリア=ザビ」みたいな人も出てきます。
毛利小五郎の声はやっぱり神谷明さんが良かったな~ どうしてもあの声が脳裏に焼き付いているので今の小山力也さんの声では物足りなく感じてしまう。

純黒の悪夢 (5)
今作のキーパーソンである「キュラソー」
前回の榮倉奈々さんの棒読みの様な残念なセリフとは違い、天海祐希さんバッチリでした。
冒頭でこの人(黒の組織所属)が警察庁に侵入して世界各国のスパイ情報などのデータを盗み出します。
これが組織の手に渡ったら世界中の諜報戦の鍵を彼らに握られてしまう事を意味します。
ところが警察庁から逃げ出す最中に大怪我をして記憶喪失も合併してしまいます。
盗み出したデータを回収しようとして黒の組織も公安警察もFBIも必死になります。
所持していたスマホを解析してもダウンロードした形跡がありません。
それもそのはず、この人は類い稀なる記憶力の持ち主で、パッと見た物を完璧に詳細まで記憶できる特殊な頭脳を有していたのです。
その証拠に元太くん達とオセロをしていて盤をひっくり返してしまった後もスッと元通りの配置に戻していました。
なのでこの人自身が漏れた機密情報の媒体なのです。
さて、記憶を取り戻せるのでしょうか?
取り戻した後、組織に情報を提供してしまうのでしょうか?
そこはさすがに本編を観てのお楽しみですのでここでは触れないでおきましょう。

Posted by れいな on 25.2016   0 comments
Category :小説・映画

ロマサガ2

ロマサガ2 (15)
スクウェアの名作「Romancing SaGa 2」をクリアしました。
割引キャンペーン中だったのでダウンロードしてみました。
ハードはVITAです。スマホでもできるみたいです。
ちなみにカートリッジ版は有りません。また、VITA-TV非対応なので大きなモニターでプレイする事は不可能です。
原作は1993年にスーパーファミコンで発売されました。
それの移植というかプチリメイク版です。
ロマサガ1はミンストレルソングという超リメイク作品に生まれ変わったので、2も超リメイクされないかな?と待っていますがされませんね~

ロマサガ2 (1)
なのでほぼ原作と同じ仕様で進めていくソフトですが、やはり面白かったです。
昨今の至れり尽くせりのRPGに慣れていたらつまらなく感じるんじゃないだろうか?と心配しながらやり始めましたが、すぐに夢中になりました。

ロマサガ2 (5)
肝心のイトケンサウンドは原作のSFC音源そのままでした。元々素晴らしい曲ばかりですので全く物足りなさは無かったです。

ロマサガ2 (3)
文字は非常に読みやすくなっています。
そして建物とか背景などは描き直されていて非常に美しい。
あと一部のモンスター(七英雄とか要所要所のボスモンスターなど)も描き直されていてしかもアニメーション化されていて、うにうに動きます。
しかし大半のモンスターと自分たちプレイヤーキャラのグラフィックはSFCのそれのままです。なので滑らかなグラフィックとドットの荒いグラフィックとか混ぜ混ぜになった様な違和感は拭いきれません。
ドラクエ10のキャラの顔をアップにした時みたいな感じかな。目など顔パーツだけがドット荒くてアンバランスな感じになりますよね。

ロマサガ2 (4)
さて、この作品のストーリーはと言いますと、経験者でももう忘れているかと思いますので簡単におさらいしてみましょう。

ロマサガ2 (7)  
むかーしむかし、この世界には非常に長命な人々が暮らしておりました。
その古代人たちは長命であるが故に死ぬ事を酷く恐れていました。特にモンスターに殺されてしまう事を。
そんな時、ワグナスとノエルという2人の優秀な男達がモンスターを退治すべく立ち上がりました。他の5人の強者と共に。「同化」という前代未聞の技を用いて倒したモンスターの力を次々と我が物にしていきました。
彼らは七英雄と呼ばれました。

ロマサガ2 (8)
しかし古代人達は最初こそ彼らに感謝していたものの、だんだんと優秀過ぎる彼らに対し畏怖の念を抱き疎ましく思う様になり、異次元に追放するという暴挙に出たのです。
みんなのために自ら進んで頑張ってきたのに突然裏切られ追放されたワグナス達は当然怒り心頭です。
そしてとうとうこの世界に戻ってきました。
身勝手極まりない古代人達に復讐するために。
ところが今のこの世界には短命で脆弱な現代人しか居らず、古代人達はどこかに隠れてしまっていました。
何としても見つけ出してやる!と意気込んでワグナス(品川)もノエル(上野)もその妹のロックブーケ(池袋)も古い遺跡などを調査していきます。

ロマサガ2 (9)
しかしダンターグ(五反田)やボクオーン(新大久保)、クジンシー(新宿)、スービエ(恵比寿)といった他の元英雄達は、もはや復讐とかどうでもいいと思う様になっていました。ひたすらモンスターと同化を繰り返してただただ自身を強化しようとしたり、麻薬を栽培してお金儲けに走ったり、人々の生活を脅かす事だけを楽しむ様になっていたり。もはや到底「英雄」ではなくただの「モンスターの親玉」に成り下がっていました。

ロマサガ2 (12)
元は志ある人間だったのでしょうけどたくさんのモンスターを同化するうちに身体だけでなく精神もモンスターに近くなっていったのでしょうね。
そして本作の主人公側であるアバロン帝国の皇帝が「七英雄は断じて英雄なんかじゃない!倒さねばこの世に未来は無い!」と判断します。
しかし一番下っ端のクジンシーにすら全く歯が立たない。いかに身体を鍛えていようとも、生命力を根こそぎ奪い取って一瞬で死に至らしめる「ソウルスティール」なる必殺技の前には赤子も同然。
どうしたものかと手をこまねいているところに「伝承」の奥義をレオン皇帝に教えるべく現れたオアイーブという占い師。彼女こそ古代人の末裔だったのです。
かつての自分たちの同胞が今平和に暮らしている人間達を苦しめているのは忍びないと思い、彼ら七英雄を倒せる切り札を伝授したのでした。

ロマサガ2 (6)
かくしてレオン皇帝の意志を継ぐ歴代皇帝達はどんどん力をつけ、次々と七英雄に勝利していく事になります。
クジンシー達ならず者はまあ倒されて当然だと思いますが、ノエル達リーダー格はまださほど人としての心を失っておらずただひたすら逃げ隠れている卑怯者の古代人を探そうとしているだけでしたので、はっきり言って彼らにとってはアバロンの皇帝やこれをそそのかして焚きつけた女狐の古代人オアイーブは自分達の計画を邪魔するだけの敵・悪でしかない。
そう感じても仕方が無いと思いますね。クリアした今ならロックブーケの「・・・皇帝・・・ハエの様にうるさいヤツね。消えておしまいなさい!」と、根掘り葉掘り詰問してくる主人公に対してブチ切れたのも理解できます。

ロマサガ2 (14)
願わくば今度また超リメイク版が発売されるなら、ノエルが主人公で七英雄視点の物語も書いてほしいなと思います。
もし彼らが、「こういう過去があってそれでオレたちはこの世界に帰ってきて復讐しようとしているんだ!」と皇帝に打ち明けたら展開が変わるかな?
でも多分もう既に志を無くしてしまった他の元英雄達があんな状態では協力し合うってのも難しいかもしれません。
ノエルとロックブーケとだけ協力関係になるってのも難しいですし。なぜなら彼ら七英雄には血の誓約が存在し、7つで1つすなわち互いの命を守り合わなくてはならないからです。

ロマサガ2 (2)  
この作品は幼少の頃にSFCでプレイしたはずなのですが、こういう音楽だったとか、こういうキャラが居たとか、こういうトラウマティックなイベントがあったなどは覚えていても、上記の様な難しい物語のキモは理解できていませんでした。

ロマサガ2 (11)
今回改めてどっぷりプレイしてみて、より理解が深まりました。

ロマサガ2 (13)
と同時に昔は容量の関係で大量のテキストを盛り込む事は難しかったからか今のRPGに比べてセリフとか少なくて自ら行間を読む必要があるけれども、シナリオ自体は秀逸だったなーと改めて感じました。

ロマサガ2 (10)
このリメイク版は原作にいろいろな追加コンテンツがプラスされていて、よりお金が貯まりやすくなっていたり、「強くてニューゲーム」もあり、ヴィクトールとタイマン張る事もでき、特別なクラスや武器防具も手に入れられます。また「帝国史」というメニューを使うと物語をより理解しやすくなります。
プレイしたことの無い人はもちろん、SFC版をプレイした人も楽しめると思います
Posted by れいな on 22.2016   4 comments
Category :その他ゲーム

orange

orange (1)
以前、「STEINS;GATE」を紹介した際に、ともこさんからオススメと紹介された「orange」
ようやく読了しました。
コミックスで5巻ほどですのでそこまで長い作品でもありません。
2日ほどで全部読んじゃいました。

「青春SFラブストーリー」というジャンルになるわけですが、
いかにも女流作家らしい作品でした。
友達以上恋人未満。
まあ恋愛の過程においては一番ときめくステージですよね。
そこをこれでもかと言うほど引っ張る。
男性の作家のではあまりそういう作品は目にしません。
途中上級生の恋敵が嫌がらせをしてきます。
女流作家だとそういう嫉妬から来るイジメの描写が胃が痛くなる様な内容にエスカレートしがちなのですが、本作では頼れるクラスメイトのおかげでスパッと見事に気持ちよく切り返します。

あらすじは・・・
2015年12月に映画化もされましたので知っている方も多いかな?
(ちなみに私は映画版は鑑賞しませんでした)

orange (3)
10年後(26歳)の自分(菜穂)から突然手紙が届く。
そこにはちょうどその日から起こることが次々と綴られていて、
この日私はこういう取り返しの付かない失敗をしちゃうのでそうならない様にこうして欲しい。
といった内容が事細かに書かれている。
最終的な目的は、「大好きになってしまった転校生の翔(かける)がある事が原因で自殺しちゃうので何としてもそれをみんな(仲良しクラスメイト)で阻止して欲しい」という内容。
最初は半信半疑も、騙されたと思って書いてある通りに頑張ってみると見事に、悪い結果(その手紙に書かれている)から良い結果に事実が変わっていく。

こんな事していると史実が変わってしまうんじゃないか?
と当然不安になってきます。
「バックトゥーザフューチャー」では過去~現在~未来は1本の物という前提でしたのでその辺り矛盾が生じない様にすごく工夫されていた。と以前書きましたね。
しかし「STEINS;GATE」では、世の中には「もしこの時この選択肢を選んでいたらのifの数だけ世界線が平行して走っている」という理論を採用していました。
「かまいたちの夜」みたいにどんどん事実が枝分かれしていくイメージも同じです。
この「orange」もシュタゲと同じ理論を採用しています。「パラレルワールド」と高野さんは表現していました。
だから手紙に書いてある史実と違う結果にどんどん変わっていって問題ない。
今私達が生きているのは「翔が10年後も生きている」というパラレルワールドの方。
手紙を寄越した「私」の世界は残念ながら変化することは無い。その世界では翔が死ぬという事実はもう変えられない。

orange (2)
さて、最終的に阻止できるのでしょうか?それとも?
それと終盤になってちょっときな臭い雰囲気になってくるためにその不安が更に増幅するという持って行き方が上手かった。
すなわち、10年後の未来の事実では菜穂のことが好きだった須和が菜穂と夫婦になっているのです。
須和にも未来の自分から手紙が来ているのでその事を知っています。
でも、今からやろうとしていることはその夢(菜穂とゴールイン)を自らぶち壊し、親友とはいえ「違う男と菜穂が一緒になること」を応援する生き方です。
いくら未来の自分が「翔を救ってくれ」と言ってきてもそう簡単に割り切れる物ではありませんよね。
さて、裏切るのか?それとも?
作者は果敢にもバッドエンドの漫画を書くのか、それとも無難にハッピーエンドを取るのか?
ここはまあ一番のキモですからあえて結果は書きません。

ただ、その終盤辺りでは、
菜穂、あなた本当にこの人のこと好きなの?一体どういう所に惹かれているの?未来の自分が「何としても救ってあげて!」と言ってきたから「守らなきゃ!恋人同士にならなきゃ!」と使命の様に思いこんで必死になってるだけじゃない?
とちょっと冷めたことを私なら言っちゃうかもしれないなと思った。
考えてみれば迷惑極まりない手紙ですよね。
「自分」とはいえ「パラレルワールド」を是とするなら実際は、
「他人」にああしろ、こうしろ、さもないとこんな悲惨なことになっちゃうよ
っていうある意味余計なお節介みたいな告知をしているわけですから。
未来のことを知る事が可能な手段があるとして、貴方は知りたいですか?知りたくないですか?
という問いかけに対する答えかも知れない。

ところで、「手紙を過去の自分に送る」という最大のテーマ、一体どのようにして?
上記に挙げた作品の様な科学的な背景まで描かれるのかな?と思っておりましたが、
かる~くだけ書かれていました。
ブラックホールに吸い込まれると時空を超える。
地球上にもバミューダ海域にブラックホール的な部分があるらしくそこに日にち指定して手紙を投げ入れる。的な説明が。
まあそれ以上具体的な手段を説明するとなるとラブストーリーからかけ離れていくので無理でしょうけど。
脱線しますが、ブラックホールを題材にしたその手のSF映画では、「インターステラー」(クリックにて詳細)という映画が秀逸でした。

それにしても、菜穂(なほ)ですか・・・ どこかの姉妹を足して二で割った様な名前ですね
Posted by れいな on 09.2016   5 comments
Category :小説・映画

エキスポシティ

大阪のエキスポランドが数年前に廃業しました。
目玉アトラクションの「風神雷神」で死亡事故を起こした事は記憶に新しいと思います
あの少し前の日に私もそのアトラクションの前から2番目辺りに乗っていたのであのニュースを見た時には生きた心地がしませんでした

エキスポシティ (1)
そのランド跡地にとうとう昨年、大型ショッピングモールが誕生しました。
それがエキスポシティです。
オープン直後は激混みなのでしばらく静観していました。
そろそろ落ち着いてきたかなと思って行ってみました。

エキスポシティ (2)
イオンモールとかの上位互換みたいな所ですが、ついつい買い物し過ぎてしまいます。

エキスポシティ (3)
すごく明るくて綺麗で、また来たいなと思える店構えでした。

また、お店だけでなく、体験型水族館「ニフレル」など遊べる施設もたくさん有ります。
エキスポシティ (4)
これはアケボノハゼ。
「名付け親 皇后陛下の 美智子様」

他にもポケモンEXPOジム、Orbi、ANIPOなどなど、たくさんの施設があります。
公式ホームページ → 「エキスポシティ」
なので、エキスポシティ全体だと1日あっても足りないボリュームです
Posted by れいな on 04.2016   2 comments
Category :旅行
 

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Author:れいな
PC・ネット・動画、旅行、ゲーム、学問、政治、ニュース、医療・健康、ファッション、グルメなどあらゆるジャンルのごった煮ブログです。

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