モンスターハウス

モンスターハウス (3)
スピルバーグ監督の「モンスターハウス」を鑑賞しました。
生きている家が、不用意に近づいた者を次々に飲み込む。
人だけではなく物も飲み込む。
主人公たちはその家と戦い、最終的に爆破して勝利する。
その様なSFファンタジー映画です。

モンスターハウス (4)
ハラハラドキドキする面白い作品でした。
2006年の作品ですので今から約10年前です。
なので今ほど精巧なCGではないものの、十分迫力があります。

モンスターハウス (1)
どうして家に命が宿る様になったのか、などの下りはネタバレになりますので書かないでおきます。
この作品、なんとゲームソフトにもなっていたのです。
DSで発売されていた様ですが私は全く知りませんでした。

モンスターハウス (2)
まずは吹き替えで観てみました。
主人公の男の子はコナンでおなじみ高山みなみでした。
ヒロインの女の子は最近大人気の石原さとみ。
他のキャラの声もみんな良かった。
絵は、意地悪なキャラとか不細工なキャラはすごく味が有って良かったけど、主人公とヒロインはもうちょっと可愛ければ良かったのにな~と思いました。
難しい内容やセリフは無いので、一度観た後に英語版で再度観てみるのも面白い。

モンスターハウス (5)
この作品の一番の売りは、家の中の柱や床などが変形して襲ってくるシーンや、その家の中に勇気を持って侵入していくシーンなどホラーや戦いの場面だと思います。
なのでできれば映画館の大モニターで、かつ3Dメガネとかをかけて観るのが最高だろうなと感じました。
自宅で観る場合も部屋の電気は消して、できるだけ大きなディスプレイとサラウンドシステムを組んだ環境下で観たい作品。
Posted by れいな on 26.2017   0 comments
Category :小説・映画

ドラえもん ~STAND BY ME~

ドラえもん (1)
ドラえもん ~STAND BY ME~
を鑑賞しました。
公開されたのは2014年で、すごく泣ける良い作品だったという事は聞いていました。
行こう行こうと思いつつ時期を逸してしまいました。
なので今回じっくり家で一人で観ることにしました。
結果オーライでした。
本当に涙と鼻水で顔がぐしゃぐしゃになりました(TДT)
誰かと一緒だったり、外出先だったら、泣いてしまう自分にブレーキをかけてしまったでしょう。
一人だったので、思う存分、感情の赴くままに楽しむ事ができました。

ドラえもん (2)
素晴らしい作品でした。
ドラえもんの映画なんて子供が見るものじゃないの?と思いがちですが、
この「スタンドバイミー」は普段上映される「のび太の~~」シリーズとは一線を画した、やや大人向けの作品です。
グラフィックも普通のアニメと違って3DのCGアニメになっています。
絵をパッと見ただけだと、「ええ~、こんなのドラえもんじゃない!」と拒絶する人も多いかと思いますが、食わず嫌いせずに観てみて欲しいと思います。

ドラえもん (3)
シナリオ自体はハッキリ言ってさほど目新しい物ではありません。
むしろ原点回帰と言うか、非常にオーソドックスなお話でした。
22世紀の未来に住む、のび太の子孫が、ドラえもんというロボットを連れてタイムマシンに乗って突然やってくる。
のび太の自室の机の引き出しから登場。
そして、のび太はジャイ子と結婚したり会社を興すも潰れたり・・・など不幸な将来が待っている事を明かし、
しずかちゃんと結婚するという幸せな未来へと改変するためにドラえもんを残していく。
その後はタケコプターとかどこでもドアとかタイム風呂敷などのお馴染みの秘密道具を駆使してドラえもんがのび太をサポートする。
単に甘やかすだけのお話とは違い、本当にのび太が人間的に成長していく様が描かれる。

ドラえもん (4)
そして14年後の未来すなわちのび太としずかちゃんが結婚する直前の世界にも行って、未来ののび太を現在ののび太が手助けするクライマックスシーンが訪れます。
のび太が幸せな将来を手にする事が確認されたらドラえもんは22世紀に帰還する事になります。
お話自体は単純なのに、なぜか感動して涙が止まらなくなります。
それだけ「演出」が良くできているのです。

ドラえもん (5)
また、出てくるキャラクターたちのセリフが素晴らしい。
結婚直前にしずかちゃんが自分の父親に、「お父さん寂しくなるからやっぱりのび太さんと結婚するのはよそうか」と打ち明けます。
その後のお父さんのセリフ「のび太君は飛び抜けて優秀な才能があるわけではないが、彼は人の幸せを喜ぶ事ができ、人の不幸を悲しむ事ができる青年だ。それは人間にとって一番大切な事。そんな彼と結婚するお前は必ず幸せになる。またそんな彼を選んだお前の事を私は誇りに思う。」にはシビれました。

原作を何度も読んで熟知している様な層にはさほど出来の良い作品だとは映らないかも?
むしろ私の様にそこまで「ドラえもん」に詳しくない人の方が感動できるかもしれません。
Posted by れいな on 23.2017   2 comments
Category :小説・映画

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

ペレグリン (1)
ティム・バートン監督の映画「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」を鑑賞しました。
ハリーポッターなどと同じ様なSFファンタジーの王道作品です。

何の予備知識もなく、コマーシャルの予告の映像だけで惹かれたので観に行きました。
結果から申しますと、期待通りの面白さでした(*´ω`*)

どういうお話かというと、
世の中には「普通の人間」と「特殊な能力を持った異能者」と二種類存在する。
これはハリーポッター(魔法使いと普通の人)などと同じパターンですね。
異能者は当然、煙たがられて迫害される。
そして異能者は異能者達だけで密かに隠れ住む様になる。
いつしかその存在も忘れ去られる。

ある日、主人公のジェイクの祖父が化け物によって殺されます。
しかも目玉がくり抜かれている!
祖父の遺言に従って、とある島に渡ります。

ペレグリン (3)
そこに特別な空間「ループ」が存在し、ジェイクはそこに迷い込みます。
その空間にはミス・ペレグリンと奇妙な子供達が暮らしていました。
そう。彼らが異能者の生き残りでした。

ペレグリン (5)
鳥に変身できる者、空気より軽い身体を持つ者、完全に透明な者、怪力を持つ者、死者やガラクタに命を吹き込み操る事ができる者、手から炎を出せる者、体内に蜂を住まわせている者・・・などなど。

ペレグリン (2)
しかもその空間では時が止まっているというか同じ日(1940年頃)を延々と繰り返しているのです。

ペレグリン (4)
ある時、異能者の一人がその様なループでの暮らしに飽き飽きして良からぬ事を企みます。
ちょうどDQ10のキルギル博士みたいに、むりやり他の人の能力を奪い取って増幅する様な装置で自分たちだけをパワーアップしようとするのですが、失敗して化け物になってしまいました。
その化け物は大きく、気持ち悪い触手を持ち、凶暴。
まるで暗殺教室に出てきた殺せんせーの実写版の化け物の様でした。
元の姿に戻るには健常な異能者の目玉をたくさん食べるしかないと判明。
しかも子供の目玉がより効果が高い。
襲い来るその化け物の軍団と主人公達との戦いのシーンが迫力満点でした。

ループ内(1940年代)と現代(2010年代)を行き来できるワープポイントは通常の人間には見えません。
異能者だけがワープ可能。
冒頭に出てきた祖父、そして主人公もすなわち異能者の末裔だったのです。
これまたハリーポッターの「9と3/4番線のホーム」みたいなイメージです。
ループ内で仲良しになった子供達が現代に来るシーンもあります。
しかしそのまま一日以上居るとループが解けてしまい、一気に70年の時間が過ぎる事を意味します。
実際、ループ内で拾ってきた花が朝見たら炭化していて触ると砂の様に崩れ去りました。
最終的にジェイクは現代を捨てて1940年代に行き、そこで彼らと共に一生を過ごす事を選択します。

公式ホームページ
いつも言っていますが、時間を跳躍する系のSFストーリーは、矛盾が生じない様に理路整然と理解・説明する事が難しいです。
本作も1回見ただけでは解らない部分も有るかもしれません。
映像がワクワクドキドキの連続でしたのでもう一度観に行っても良いと思える作品でした(`・ω・´)
Posted by れいな on 16.2017   0 comments
Category :小説・映画

破門

破門 (1)
映画の「破門 ~二人の疫病神~」を鑑賞しました。
内容は、いわゆるヤクザ映画ですが、それほど極道っぽくなくて、どちらかというと喜劇的な作品でした。

原作者は黒川博行氏。
生まれこそ愛媛の今治ですが、6歳から大阪に住んでらっしゃいますのでコテコテの関西人です。
「破門」は読んだことはありませんでしたが、他の作品は小説を読んで知っていましたので、本作に出てくる二宮と桑原という主人公たちの人物像は良く理解していました。

破門 (4)
二宮はヘタレの一応カタギで、桑原は筋金入りの極道。
それぞれを関ジャニ∞の横山裕と佐々木蔵之助が演じていました。
桑原というオッサンは私の中では「こち亀の両津」みたいな風貌をイメージしていましたので、佐々木蔵之助では少々上品すぎるというかシュッとし過ぎてて、うーんどうだろ?
と思っていたのですが、期待以上に上手かったです( ´▽`)

破門 (3)
ボコられる役の小清水という爺さんが居るのですがその役は橋爪功。
さすがベテラン。他のキャストとは一線を画す上手さでした。
他にも北川景子、木下ほうかなど個性的な俳優が出ていますが、この映画の一番のこだわりどころは、全員ホンモノの関西人を出演させている事。
これは有りそうでなかなか無い素晴らしい特徴です。

破門 (2)
関西人以外の視聴者にとっては、さほどどうでもいい事かもしれません。
しかし関西人にとって「下手くそなイントネーションの関西弁」ほど聞くに堪えない物はありません。
私が観た作品の中で最も酷かったのは、「半沢直樹」の第1話に出てきた西日本スチールの東田社長役の宇梶剛士。あれは無いわ。あそこまで下手くそな関西弁はかつて聞いた事がありませんでした。
あまりに酷過ぎたためか、第2話からいきなりコテコテの江戸っ子弁に変わったのがその証左。
スタッフも「これは酷すぎる」と感じたのでしょうね。
ありえないイントネーションでセリフを喋られると、それだけで「うわー、へったくそ(>_<;)」と思ってしまい文字通り「興醒め」してしまいます。棒読みの大根役者と同じ様に映ってしまうのです。
本作にはそれが一切無かった。

公式ホームページ ←詳しくはここをクリック。
シナリオ自体は至極単純で子供でも理解できるレベルでした。
血の気の多い桑原が他所の組のヤクザをボコったのはいいが、その組は自分とこの直系すなわち争ってはならない相手だった。
落とし前を付けるためにひたすら奔走する。
まあそれだけですσ(^_^;)
なかなかテンポ良くて、全く退屈する事無く最後まで観られます。
Posted by れいな on 13.2017   0 comments
Category :小説・映画

モンスター

モンスター (1)
百田尚樹氏の小説「モンスター」を紹介します。
最近読んだ小説の中でも、これはかなり面白かった一冊。
美容整形の専門的な内容を含むのですが、極めて詳細な部分まできちんと書かれていて舌を巻きます。
美容整形に興味が有っても無くても引き込まれるシナリオです。
またこの小説はハッピーエンドではなく、バッドエンドが待っている数少ない傑作。

大まかなあらすじは、
一人の女性の生き様を描いた作品です。
その女性は、生まれた時から超弩級のブスでした。
それゆえに小さい頃からイジメに遭い、性格が歪んでいきます。
けれども「私も恋愛したい!」と熱望します。
意中の人が居るのですが、どう頑張っても恋人同士なんかにはなれません。
自分がブス過ぎるので。
でも中身はブスじゃない。と思い込んでいます。
じゃあ、彼の視力を奪ってしまえばいい。
そう考えて「事件」を起こしてしまい、町から出て行かざるを得なくなります。
両親からも縁を切られてしまいます。
そして東京に出て、新しい氏名でド底辺の生活をしつつ「美容整形」という物の存在を遅ればせながら認知し、それに手を染めていきます。
しかし「病気」の治療ではありませんので全額自費となり、ものすごくお金がかかります。
手っ取り早く稼ぐ方法、それは風俗しか有りません。
しかしその酷過ぎる容姿では雇ってもらう事すら困難です。

モンスター (5)
なので最初は客にぶん殴られたりするタイプのお店で我慢して働きます。
まず最初にした美容整形は「眼」でした。
腫れぼったくて人を睨んでいる様な眼を「ふたえ」にするだけでビックリするほど印象が変わりました。
次に鼻、そして上顎・下顎と、結局1000万円以上もかけて普通の女性並み、いやそれどころか絶世の美女になるまで徹底的に美容整形を繰り返していきます。
そしていよいよ満を持して故郷の町に舞い戻ってきます。
約20年前に自分の事を「バケモン」扱いした連中に復讐するために。
そして手に入らなかった「意中の人」を今度こそ自分に振り向かせるために。
結果、40才を目前にしてとうとうその人を「手に入れる」事に成功します。
が、「今のニセモノの自分」ではなく「バケモンだった本来の自分」を愛してくれなきゃ本当の意味での成功ではない。
とうとう本当は自分はあの時の事件を起こした醜いあいつなんだよ。という事を彼に告白します。それでも私を愛してくれるか?と。
彼は「ああ、もちろんだとも!」と答えますが、その時、自分はクモ膜下出血を発症してしまいます。
彼は救急車を呼ぶ事もせずにその場から逃げ去りました。

モンスター (3)
このタイトルの「モンスター」というのはスライムの事でもモンスターペアレントなどクレーマーみたいな人の事でもなく、この主人公の女性の容姿(顔)の事を指します。
文字通りバケモンの様な酷い顔なのです。
そんじょそこらのブスとは一線を画している。
先天奇形など「病気」ではないが、限りなくそれに近いレベル。
それ故に性格もモンスターになってしまった。
そう本人は自己分析します。

私は以前「イケ面とブサ面(クリックにて詳細)という記事で、
その二つは「生まれ持った目鼻立ちの違い」ではなく、「表情・心のあり方」の違いなんだよ。
と説きました。
だから、顔のせいにしてんじゃないわよ!
と最初は思います。
が、それは普通のブスか美人かという範疇での話。
あの記事でも私は小さい字で「眼窩隔離症など明らかな先天奇形が有るとか病的なほどの形態異常がある場合は別」と書いていました。
この主人公の場合は、限りなくそれに近いレベルなのです。
たとえ心が純粋無垢でも、その子の顔を見た瞬間に「げ!」と顔を背けたくなるor二度見してしまう程の醜い容姿だったらどうでしょう。
口に出して言ってなくても「気持ち悪っ(>_<;)」って顔に書いてある様な目で周囲の人が自分の事を見ている。
物心ついた時からずっとそうだったら、どんなに前向きな性格だった人でも心折れるんじゃないでしょうか。

現に本人も何度も自分に問いかける場面が有ります。
人は顔じゃない。中身だよ。と。
ですが実際ちょっと美容整形するだけで周囲の自分に対する態度が面白いほど変化する現実を知ってしまいます。
女性の人生にとって「美」という物がどれほど大きな要素なのか身をもって学びます。
異性に対してだけではない。女性は同性と初めて会った時、「この人は自分よりランクが上の女か下の女か」を無意識のうちに値踏みして言動も態度も変化する生き物。
最底辺から頂点に登りつめる快感。
かつて自分の事をゴミの様に扱った相手に対し徹底的に復讐する様。
読んでいて実に愉快です。
どう書けば読書が脳汁ブシャー!となるかを良く解っている百田さんならではのシナリオ。
時々、オッサン視点だな~と苦笑する展開も散見されますがそれもまた愛嬌。
全く同じシナリオでもこれをもし女流作家が書けばここはこうはならないな。と感じる部分もちょこちょこ有ります。

モンスター (4)
眼を二重瞼にするとか顎のエラを削るとか、いわゆる「美容整形」は「整形外科」ではなく「形成外科」が担当する分野であるという事を私は口酸っぱくこの記事(クリックにて詳細)で書きました。
ですが本書では終始「整形」を使っていました。
術式などあれほど事細かに書かれているのに、まさか百田さんが「形成」外科である事をご存知ないとは到底思えません。
だからあえてこの事は、ストーリーの本筋から外れるので書かずに省いたんだと推察します。
でもできれば明記して周知徹底して下さったら最高なのにと私は思いました。

顔というものはその人の性格や、頭の良さなどあらゆる要素を見える形で表現しています。
人が「あ、この人、賢そうだな。」と感じるのは、過去に実際に賢かった人々がどういう目つきをしていたかを無意識のうちに記憶していて、それと同じ眼の形をしている人を見てそう予測しているにすぎない。
だから、中身はバカでも「そういう風に見える眼の形」に整形してしまえば簡単に騙せる。
というお話が出てくるのですが、これには眼からウロコでした。
確かにそうかもしれない。
同様に「優しそうな人」に見える様にするにはどういう口元の形にすれば良いかなども決まっているのです。
なんという恐ろしい「チート」でしょう。
芸能人などに多いですが、一見利発そうに見えるのに実は喋ったらビックリするほどバカな人とか居ますよね。
ああいうのも全部こういうカラクリだったんだなと判りました。

美人かブスか?
それを判断できる様になる年齢というのは決まっている。
その年齢に達する以前の幼児だと、世間では超弩級のブスだと酷評される顔の子を見ても「可愛い」「好きだ」と思ってしまう事もある。
例の彼というのは唯一自分の事を幼児期にそう評価してくれた子だったのです。
しかし当の年齢を過ぎれば当然、とんでもないドブスだとしか見てくれなくなります。

モンスター (2)
とにかく色々と考えさせられる内容でした。
この女性は結局40才を迎える前にクモ膜下出血でこの世を去る羽目になったわけですが、死因はそれだけではなく、風俗で荒稼ぎする為に長年ピル多用したり内臓にも相当な負担をかけ続けていた事も原因です。
なぜ荒稼ぎする必要が有ったのか? 生まれつきブス過ぎた顔を「普通」レベルにする必要が有ったからです。
それをしなければまともに「人間」としてすら接してもらえないのですから。
最初から普通レベルの顔に生まれていたらそんな大金を必要とする事も早死にする事もなく平凡に幸せに生きられたかもしれません。
もし美容整形に手を出さずド底辺の生活を続けていたら決して恋人も友達もできず、そのうち逆恨みから犯罪でも犯して投獄される様なロクでもない人生しか送れなかった事でしょう。
その意味ではこれほど波瀾万丈な人生を送れて良かったのかもしれない。
でもやっぱり心は終始「モンスター」でした。
自分でも「もはや私は狂っている」と自覚している程でした。

いったいどうすれば一番良かったのでしょうか?
私は、
親がお金を惜しまず幼児期からこの子に手術を受けさせて「普通」の顔に形成するべきだったと思います。
とは言え経済的に困窮していたらなかなか難しいかな~。
でも、それでもやる責任が有ると思います親には。
斜視が有るのに無知な親のせいで放置されて弱視になってしまう人、アデノイドが有るのに無知な親のせいで放置されて何事にも集中できない人になってしまう子。
そういう人々を診ていると、顔だって幼稚園に上がる前に最優先で「治す」義務があるとさえ思えます。
我が子の顔が常軌を逸している容姿である事を認め、決して安くはないお金をかけてこれを治す。しかも両親揃ってその事を決意するのは並大抵の事ではないと思いますが。

もしこの作品を読んだ方がいらっしゃれば、是非その人なりの考察を拝聴してみたいと思います。
また百田さん自身にも、どういう思いでこれを書かれたのかも聞いてみたいしお話ししてみたいとすごく思いました。
 
Posted by れいな on 03.2016   2 comments
Category :小説・映画

君の名は。

君の名は (1)
例に漏れずこれも鑑賞しました。
評判通り非常に完成度の高い映画でした。
アニメですが、絵も綺麗で万人ウケするキャラデザでした。
背景なども細部まで描き込まれています。
東京なのにマンホールのマークが京都府のそれだったりと、一瞬のギャグも散りばめられていて見どころ満載です。

君の名は (7)
内容ですが、私の好きなタイプのSFです。
しかも2つのエッセンスが混ざっているところが新しい。
一つは、いつもおなじみ「タイムスリップ系」です。

君の名は (2)
もう一つが、「他人と人格が入れ代わる」という内容。
これも「秘密(東野圭吾)」や「パパと娘の7日間(五十嵐貴久)」など有名な作品が有りますが、大抵はそれにより周囲の人が驚き戸惑う様とか、それぞれの入れ代わった先の「自分」に慣れる事とかをコミカルに描写する事に大半を消費しますよね。
実際それって描きやすそうですし、観る側としても結構面白いのです。
特に男性と女性が入れ代わる内容なら尚の事、エロを含めネタが豊富になりますね。
しかし本作はそこばかりに時間を割かずに、もっと壮大な「事件」の方に焦点を絞っていきます。
その辺りが平凡な作品との違いだなと思いました。

君の名は (6)
もう少し具体的に書きます。
東京に住む男子高校生(タキ)と飛騨の田舎町に住む女子高生(ミツハ)とが、ある日突然に、身体が入れ代わります。
でも二人ともあえてその事を周囲に言わず、入れ代わった先の人として無理やり振舞います。
当然周囲の人達はちょっとおかしくなったと思いますね。
でも1日間だけで次の日起きたら元の身体に帰っています。
また何日か経ったらその現象が起きます。
齟齬が生じないようにそれぞれがその1日間にあった事やした事をスマホの日記などに記したりしているうちに、
お互いに本来の「中の人」に好意を抱くようになります。
でも、ある日から急に入れ代わる現象がプツリと途絶えてしまいました。
お互い忘れる事ができず、「本人」に会いに行こうと思い立ちます。
ところが、タキがやっとの思いでミツハの住む町を見つけたと思ったら、そこは3年前に彗星から分離した隕石が落下して滅んでしまった町だったのです。
被災死亡者リストの中に「ミツハ」の名前もありました。

君の名は (8)
そう。ここで「時間がズレている」という話が徐々に明らかになってくるのです。
3年前の生きていたミツハと、現在のタキとが入れ代わる現象が起きていたのだと。
次に再び久しぶりにその現象が発生します。
ミツハとなったタキは、「もう直ぐこの町に隕石が直撃して自分も家族もみんな死んでしまう!避難するんだ!」という事を必死になって周りの人々に訴えかけます。
まあそんな事、一筋縄ではいきませんよね。
でもやり遂げるのです。
はい。思いっきり史実に干渉してしまいましたので歴史が変わります。
隕石が落ちて町一つ消滅してしまう事自体は変えられませんが、住む人々が全滅する事は避けられました。
被災死亡者リストも当然変化します。
こういう事をして記憶が残っているとマズいので、元の身体に戻った時に「他人の身体になっていた事」や「過去を改変した事」も綺麗さっぱり忘却してしまう様になります。
そうならない様にお互いに残していたスマホの日記もなぜか消えています。
でも、ミツハは結果死亡する事なく今もどこかで生きているのです。
そして数年後、成人した二人は東京の街中で偶然すれ違うのです。
その時ビビッと来て・・・

君の名は (5)
あとはもうおなじみの感動シーンですね。
シュタゲの「おかりん」と「くりす」しかり、テイルズオブデスティニー2の「カイル」と「リアラ」しかり。
本来完全に消されているはずの記憶なのに、それを超越する奇跡の能力が発動する。

君の名は (4)
上映時間は2時間も無かったので、たぶん原作よりもだいぶ短くカットされているんじゃないかな?
本当は前半の、入れ代わった事による様々なコミカルなシナリオの部分がもっと普通の作品並みに有ったのかもしれません。
映画ではその部分は必要最低限に絞られている感じがしました。
それが逆に良かったんだと思います。
コミカルなシナリオとシリアスなシナリオが見事に融合していましたから。

君の名は (3)
途中、「口嚙み酒」が出てきたのには驚きました。
大阪の西成区に「酒50円」とかいう冗談みたいな自販機が有るのですが、その記事を読んだ際に、
「あれはオッサンがご飯を口の中に入れてクチャクチャ唾液と絡めて噛んで、吐き出して作られたもの。酵母菌はそこいらの空気中に居るのでそのうち勝手に発酵してアルコールになる。」
と書いてありました。
その「酒」がそうやって作られた物かどうかは眉唾物ですが、
そんな方法で酒が作れるという事実にものすごい衝撃を受けました。
まさかそれが本作に出てくるとは思いませんでした。
そして、「それJKが顔写真入りとかで販売したらバカ売れするんじゃない?」という妹ヨツハの発言に対し、ミツハ「酒税法違反!」という適切なツッコミをする事も忘れない。
他にも細かい所が非常に凝って作られていて2度3度観に行くリピーターが多いのも納得です。
まだ原作の小説は読んでいないのですが、是非読んでみようと思います。
 
Posted by れいな on 29.2016   4 comments
Category :小説・映画

真呉爾羅

本記事は、「ネタバレ」を多分に含みますので、
これから観ようと考えてらっしゃる方は読まない方が良いと思います。
どちらかというと既に鑑賞した人向けかな。

シンゴジラ (2)
ものすごく今更ですが、「シン・ゴジラ」を観てきました。
非常に面白いと言う声は公開当初から方々で聞いていましたので、終わってしまう前に行こうと思っていました。
結論から言うと、期待通りの面白い映画でした。
庵野秀明氏が監督なのですが、エヴァンゲリヲンの作者だと知り、なるほどと思いました。
訳のわからない未知の巨大生物が突如現れてさあ人々はどうするのか。
というありがちなシナリオですが、その手の作品の中では群を抜いていると思います。
ただし!
ゴジラ映画だと思ってその怪獣の「造形美」に期待していると、とんでもないしっぺ返しを食らいます。
私は過去作品を一度も観た経験が無く、かつその情報は事前に少し知っていたので
覚悟はしていましたが、それでもビックリしました。
遠方から眺めたシルエットは何となく従来のゴジラに似ているのですが、
よーく近づいてみると全然違うのです。
本来、上の写真の右の様にティラノサウルスの様な肉食恐竜よろしく、手のひらは下を向いているものですが、
今回のは終始上を向いています。
これは野村萬斎の仕業らしいですが、それなりの意味があるのでしょうね。
右の本来のゴジラは今にもその手でガーーーッと熊みたいに引っ掻いて襲ってきそうですが、
左のシンの方は何かあんまり攻撃する意志を感じられませんね。
実際、作中でもその手で建物を破壊したり一切しません。
ただ突っ立ってるか歩いてるだけ。
そもそも今回のこのゴジラは「表情」らしきものが全く感じられず、何を考えていて、なにをしようとしているのかさえも不明。
歯並びも無茶苦茶で、眼が極めて小さく、何かを「睨む」というシーンも皆無。

シンゴジラ (5)
誰もがおそらく一番ショッキングだったのは多分最初に陸に上がって顔を出したこの形態だと思います。
「は? 何これ? これがゴジラ・・・なの? 違うよね?」
と戸惑いを禁じ得ません。
しかも最初はこの様に「手」すら無いのです。
で、このエラみたいな所からボトボトと排泄物みたいな物を撒き散らします。
気持ち悪い事この上ない。
その後、徐々に「進化」しながら一番上の様な黒色のゴジラになっていきます。

シンゴジラ (1)
ふにゃふにゃのゴム人形みたいな頭頚部に、嵌め込んだ安物のおもちゃみたいな「目玉」。
特にその眼が一切ギョロリとも動く事が無く、「視力」が全く無いんじゃないかと思う様な動きで街中を這い進んでいきます。
とても「生物」とは思えない様な出で立ちで、最初は、
これは幼虫みたいな物で中から本当のゴジラが脱皮して出てくるのかな?
と思いました。
アゲハなど幼虫で一見大きな眼みたいな模様のあるの居ますよね。あんなイメージ。
あるいは、こっち側は頭部の様に見えてるけど実はフェイクで、尻尾の方が本当のブレインなのか?
とも思いました。そういうトカゲ居ますよね。

シンゴジラ (4)
深海に棲むサメの一種で「ラブカ(羅鱶)」という魚が居ます。
これにそっくりです。
「肉食恐竜」とは似ても似つかぬこの様な生物をモデルにしたのは斬新で、極めてインパクトが有り、観た人の脳裏に強烈に残ります。

シンゴジラ (3)
進化してゴジラらしいこの形態になっても、
その尻尾は相変わらず異常に長くて、その先端部分はグロテスク。
普通は爬虫類らしく、長い尻尾でも「レグナード」みたいに先端が尖った綺麗な形状をしているものですが、
これは違います。
終盤にその先端部分がアップになる映像が有ったと思うのですが、
人の死骸とかがぐちゃぐちゃにくっついた様な感じに見えました。
それが何を意味するのか?などの考察はいろんな人が既に書いているので割愛しましょう。

この巨大生物に絞って書きましたが、
シナリオ自体は非常に良くできています。
途中で眠たくなる様な事も無く最初から最後まで画面に釘付けになります。
大災害など非常な事態が発生しても、この国は何をやるにしても「対策室」だとか「会議」とかいちいち開いたりして、
迅速に大胆に行動を起こす事ができない。
責任を負いたくないから誰もが及び腰。
「被災」してしまった人は悲惨な生活を強いられるが、そうでない人は正に「他人事」であり、次の日から何事も無かったかの様に出勤・通学などしてせっせと「日課」をこなす。
例えば後藤健二さんがISISに殺害されるという事件がありましたが、「あー、もう、めんどくさいな。面倒事はごめんだよ(*´Д`)=з」という空気で適当に対処して、「それ」が終わったら「はい、もうこの話は終了。」と言わんばかりに見て見ぬ振りして誰もが自分の日常に没頭する。
ああいう平和ボケしている現代の日本の社会の特徴を見事にあぶり出していますね。
また作中でも言ってましたが、「こうあって欲しい」という希望的観測を元にアメリカと戦争したために全て後手後手に回り結果無残にも敗北した。最悪の事態を想定する事をせず、むしろ現実逃避にすら近い考えでいる。
自衛隊のミサイル一発撃つか撃たないかでさえ、あの体たらく。
撃てばゴジラは木っ端微塵に吹き飛ぶとでも想像していたのでしょうけど、実際は傷一つ付ける事もできないのにね。
今はもう9月ですが公開された時はちょうど先の大戦の原爆の話とか終戦の時期でしたので、更にそういった事を視聴者に訴える効果が高かっただろうなと思います。
 
Posted by れいな on 17.2016   0 comments
Category :小説・映画

暗殺教室

暗殺教室 (1)
映画「暗殺教室~卒業編~」を観てきました。
原作は漫画で、アニメ化もされていますね。
今回の映画は実写版です。
こんな人間離れした生き物の実写版なんてできるんだろうか?
と思いましたが、見事に原作に忠実に再現できていて驚きました。

暗殺教室 (5)
「殺せんせー」役は二宮和也。大半は上の写真の様なかぶり物を被った状態なので声しか出番が無いのですが、今作では殺せんせーの過去のお話が出てきますので普通の人間の状態の演技もしっかり見られます。
彼に「3年E組」を託した雪村先生役の桐谷美玲とのシーンが本作のキモに当たるわけですが、非常に二人とも上手くて良かったです。
二宮くんの殺せんせー役は大半が声だけになるのですが、それもアニメ版のプロ声優と何ら遜色ない上手さでした。
しかしこの二人以外のキャストはあんまり上手くなかったかな。
烏間先生役の椎名桔平とかベテランにもかかわらずセリフはたどたどしいし、表情もずっと同じ仏頂面のままで仲間なのか敵なのかも判別しにくい、酷い大根役者ぶりでした。
でも作品全体としては、観て損は無い非常に良くできていた映画だと思います。

暗殺教室 (6)
そして原作の漫画とアニメは、是非とも観るべき名作と言えるシナリオです。
名門中学の3年E組という落ちこぼれクラスの担任として赴任してきた先生「殺せんせー」はタコの様な触手を持つ未知の超生物。
そのまま放置していると来年の3月にはこの超生物は爆発を起こして地球が滅びる。
なのでそれまでに暗殺技術を磨いて見事、先生を殺してみよ。
という突飛なオープニングでお話がスタートします。
実際、「起立!礼!」の直後に生徒全員がマシンガンなどを構えて教壇の先生に向かって一斉射撃します。
タイトルとそのオープニングを見ただけだと、「何というけしからんアニメか!」と言ってクレーマーや不謹慎狩りの連中が騒ぎ立てそうな気がしちゃいます。
でも、一話一話の内容はすごく良いお話が多いのです。
決して子供向けの漫画・アニメではありません。

暗殺教室 (4)
主人公は一応「殺せんせー」ですが、生徒側の主人公とヒロインに当たるのがこの2人。
左がヒロインの茅野カエデで右がヒーローの潮田渚
このナギサちゃんは一人称が「ボク」なのですが声は女の子なのでいわゆる「ボクッ娘」なのかな?と最初思いました。
そしてこの髪型可愛いな~と思っていたら、これがなんと男の子でした。
序盤の頃は単なる幼くて女の子っぽい子(ショタ)というキャラ設定なだけかなと思っていたのですが、そんな単純な物ではありませんでした。

暗殺教室 (2)
原因はナギサの母親「潮田広海」に有りました。
渚は自分自身でも言ってました。僕の人生の主人公はあくまで母なんです。と。
広海は中学生時代に長い髪を許してもらえませんでした。名門の進学校に入れませんでした。希望の会社に就職できませんでした。
そして女の子が欲しかったけど男の子が生まれてしまいました。
自分が為し得なかった事を全て子供でやり直そうとします。
しかも男の子なのにむりやり女の子の様に自分好みの服などを着せて。
だからゲームで言うところの「強くてニューゲーム」モードの主人公に過ぎないと。
現実にもこういう親、特に母親に結構居ますよね・・・
しかも「今度こそは!」と必死になるので自分の思い通りにならないとすぐに癇癪を起こしやすく、精神的に病んでいることが多い。

暗殺教室 (3)
渚は本当は男の子っぽく髪を切りたかったのですが、反抗するとこの母親は突如取り乱してヒステリックになり手に負えなくなります。
なので学校にも長い髪のまま登校していました。
そんな時、これなら良いんじゃないかな?とゴムで独特な纏め方をしてくれたのが上記の茅野カエデでした。
自毛でこれ再現するのはなかなか難しいのですがウィッグなら実際に売ってます。
渚は小さい頃からそうやって母親が今どういう精神状態(ご機嫌or怒ってる)なのかを本能的に察知する才能を身につけ始めます。
もちろん他人の精神状態(気を抜いているか、警戒しているかなど)をも瞬時に察知できる能力も育ちます。
故にクラスでは最も「暗殺者」としての才能が豊富な生徒となりました。
進路指導にて将来アサシンとして生きていこうかと本気で迷うわけですが、「殺せんせー」は素晴らしいアドバイスを送ります。
その結果、最終的には渚も「教師」の道を選ぶことに決めるわけですが、正に天職でしょうね。
心を読む才能に長けているという事は、年頃の子供達と接するお仕事にすごく向いていると思いますから。

とまあ渚一人のエピソードの一部だけを見ても非常によく練られたシナリオが有ります。
他の生徒や先生たち一人一人についてもしっかりとしたキャラ設定が考えられていて非常に完成度の高い作品でした。

Posted by れいな on 10.2016   0 comments
Category :小説・映画

純黒の悪夢

純黒の悪夢 (1)
コナンの最新作「純黒の悪夢(ナイトメア)」、観てきました。
もう20作目なんですね~
今回は初めから終わりまでハラハラドキドキの迫力有るアクションシーン満載のパターンです。
犯人を推理する謎解きが中心のお話とは違います。なのでネタバレの心配も無用です。
だいたい交互に来る感じかな?
次の21作目は私の大好きなコテ関の「服部平次」が活躍するみたいなので、きっと「迷宮の十字路(クロスロード)」っぽい作品になるだろうなともう今から期待しております。
前作「業火の向日葵」も非常に満足度の高い作品でしたが、今作はそれの上を行きます。
20という節目にふさわしい作品でした。
1作目から全部観ているファンの人も今作はかなりの上位にランキングされるんじゃないかな。

純黒の悪夢 (3)
今回の舞台となる「東都水族館」
水族館はテーマパークの一部であり、全体の構成は先日紹介した「エキスポシティ」に似ているなと思いました。
前回の「業火の向日葵」の時も少し前に見た岡山の鍾乳洞の設計にそっくりでタイムリーだな~と思いました。
今回も序盤でその設計コンセプトなど詳細に解説があります。
その目玉の巨大観覧車も非常にユニークな作りになっています。
もちろん作ったのは毎度おなじみ鈴木財閥。
ああいう細かい部分まで拘っている所がこのシリーズの質の高さを反映していますね。
テーマソングはB'zの歌でした。「あーいかにもB'zっぽい歌だな。」と思ったぐらいで前回のポルノの「オー!リバル」ほど鳥肌モノの神曲ではありませんでした^^;

純黒の悪夢 (2)
13作目の「漆黒の追跡者」と似たタイトルだなと思った人はすぐに気づくと思いますが、
今回の作品はこの「ジン」を初めとする「黒ずくめの男達」が始めから終わりまで出ずっぱりです。
組織の中では現場監督的なこの「ジン」とその部下の「ウォッカ」はよく見ますが「黒幕」やナンバー2の「ラム」は未だに正体不明。
黒幕が明かされる時が「名探偵コナン」の終演だろうと思うわけですが、まだまだ次々と物語のネタが尽きない感じですので「その時」が来ることはずっと無いかもね。
劇場版だけじゃなくてテレビアニメも続いていますし、よくもまあスランプにも陥らずに書き続けられるな~と本当に感心します。

純黒の悪夢 (4)
今回登場するこの2人の人物のやりとり。
なんか聞いたことの有る声同士だな。と思ったらそれもそのはず、
池田秀一さんと古谷徹さんでした。それぞれの人物の名前は、
赤井秀一(FBI所属で組織に潜入)と安室透(公安所属で組織に潜入)
赤い彗星とアムロレイそのまんまですやん\(゜□゜)/
別に敵同士というわけでもないのに何故か決闘する様なシーンがあります。
しかも明らかに「シャア」の喋り方と「アムロ」の喋り方で二人ともセリフを言っていて、
嬉しい人には嬉しいでしょうけどせっかく物語に夢中になっているのに雑念が入ってしまうのが玉に瑕。
しかも赤井というキャラの顔と池田さんのシャア声が超絶に合ってない。違和感MAX。
原作者の青山さんは大のガンダムファンとのことですが、これはさすがに強引すぎるなと苦笑しました。
ちなみに「キシリア=ザビ」みたいな人も出てきます。
毛利小五郎の声はやっぱり神谷明さんが良かったな~ どうしてもあの声が脳裏に焼き付いているので今の小山力也さんの声では物足りなく感じてしまう。

純黒の悪夢 (5)
今作のキーパーソンである「キュラソー」
前回の榮倉奈々さんの棒読みの様な残念なセリフとは違い、天海祐希さんバッチリでした。
冒頭でこの人(黒の組織所属)が警察庁に侵入して世界各国のスパイ情報などのデータを盗み出します。
これが組織の手に渡ったら世界中の諜報戦の鍵を彼らに握られてしまう事を意味します。
ところが警察庁から逃げ出す最中に大怪我をして記憶喪失も合併してしまいます。
盗み出したデータを回収しようとして黒の組織も公安警察もFBIも必死になります。
所持していたスマホを解析してもダウンロードした形跡がありません。
それもそのはず、この人は類い稀なる記憶力の持ち主で、パッと見た物を完璧に詳細まで記憶できる特殊な頭脳を有していたのです。
その証拠に元太くん達とオセロをしていて盤をひっくり返してしまった後もスッと元通りの配置に戻していました。
なのでこの人自身が漏れた機密情報の媒体なのです。
さて、記憶を取り戻せるのでしょうか?
取り戻した後、組織に情報を提供してしまうのでしょうか?
そこはさすがに本編を観てのお楽しみですのでここでは触れないでおきましょう。

Posted by れいな on 25.2016   0 comments
Category :小説・映画

orange

orange (1)
以前、「STEINS;GATE」を紹介した際に、ともこさんからオススメと紹介された「orange」
ようやく読了しました。
コミックスで5巻ほどですのでそこまで長い作品でもありません。
2日ほどで全部読んじゃいました。

「青春SFラブストーリー」というジャンルになるわけですが、
いかにも女流作家らしい作品でした。
友達以上恋人未満。
まあ恋愛の過程においては一番ときめくステージですよね。
そこをこれでもかと言うほど引っ張る。
男性の作家のではあまりそういう作品は目にしません。
途中上級生の恋敵が嫌がらせをしてきます。
女流作家だとそういう嫉妬から来るイジメの描写が胃が痛くなる様な内容にエスカレートしがちなのですが、本作では頼れるクラスメイトのおかげでスパッと見事に気持ちよく切り返します。

あらすじは・・・
2015年12月に映画化もされましたので知っている方も多いかな?
(ちなみに私は映画版は鑑賞しませんでした)

orange (3)
10年後(26歳)の自分(菜穂)から突然手紙が届く。
そこにはちょうどその日から起こることが次々と綴られていて、
この日私はこういう取り返しの付かない失敗をしちゃうのでそうならない様にこうして欲しい。
といった内容が事細かに書かれている。
最終的な目的は、「大好きになってしまった転校生の翔(かける)がある事が原因で自殺しちゃうので何としてもそれをみんな(仲良しクラスメイト)で阻止して欲しい」という内容。
最初は半信半疑も、騙されたと思って書いてある通りに頑張ってみると見事に、悪い結果(その手紙に書かれている)から良い結果に事実が変わっていく。

こんな事していると史実が変わってしまうんじゃないか?
と当然不安になってきます。
「バックトゥーザフューチャー」では過去~現在~未来は1本の物という前提でしたのでその辺り矛盾が生じない様にすごく工夫されていた。と以前書きましたね。
しかし「STEINS;GATE」では、世の中には「もしこの時この選択肢を選んでいたらのifの数だけ世界線が平行して走っている」という理論を採用していました。
「かまいたちの夜」みたいにどんどん事実が枝分かれしていくイメージも同じです。
この「orange」もシュタゲと同じ理論を採用しています。「パラレルワールド」と高野さんは表現していました。
だから手紙に書いてある史実と違う結果にどんどん変わっていって問題ない。
今私達が生きているのは「翔が10年後も生きている」というパラレルワールドの方。
手紙を寄越した「私」の世界は残念ながら変化することは無い。その世界では翔が死ぬという事実はもう変えられない。

orange (2)
さて、最終的に阻止できるのでしょうか?それとも?
それと終盤になってちょっときな臭い雰囲気になってくるためにその不安が更に増幅するという持って行き方が上手かった。
すなわち、10年後の未来の事実では菜穂のことが好きだった須和が菜穂と夫婦になっているのです。
須和にも未来の自分から手紙が来ているのでその事を知っています。
でも、今からやろうとしていることはその夢(菜穂とゴールイン)を自らぶち壊し、親友とはいえ「違う男と菜穂が一緒になること」を応援する生き方です。
いくら未来の自分が「翔を救ってくれ」と言ってきてもそう簡単に割り切れる物ではありませんよね。
さて、裏切るのか?それとも?
作者は果敢にもバッドエンドの漫画を書くのか、それとも無難にハッピーエンドを取るのか?
ここはまあ一番のキモですからあえて結果は書きません。

ただ、その終盤辺りでは、
菜穂、あなた本当にこの人のこと好きなの?一体どういう所に惹かれているの?未来の自分が「何としても救ってあげて!」と言ってきたから「守らなきゃ!恋人同士にならなきゃ!」と使命の様に思いこんで必死になってるだけじゃない?
とちょっと冷めたことを私なら言っちゃうかもしれないなと思った。
考えてみれば迷惑極まりない手紙ですよね。
「自分」とはいえ「パラレルワールド」を是とするなら実際は、
「他人」にああしろ、こうしろ、さもないとこんな悲惨なことになっちゃうよ
っていうある意味余計なお節介みたいな告知をしているわけですから。
未来のことを知る事が可能な手段があるとして、貴方は知りたいですか?知りたくないですか?
という問いかけに対する答えかも知れない。

ところで、「手紙を過去の自分に送る」という最大のテーマ、一体どのようにして?
上記に挙げた作品の様な科学的な背景まで描かれるのかな?と思っておりましたが、
かる~くだけ書かれていました。
ブラックホールに吸い込まれると時空を超える。
地球上にもバミューダ海域にブラックホール的な部分があるらしくそこに日にち指定して手紙を投げ入れる。的な説明が。
まあそれ以上具体的な手段を説明するとなるとラブストーリーからかけ離れていくので無理でしょうけど。
脱線しますが、ブラックホールを題材にしたその手のSF映画では、「インターステラー」(クリックにて詳細)という映画が秀逸でした。

それにしても、菜穂(なほ)ですか・・・ どこかの姉妹を足して二で割った様な名前ですね
Posted by れいな on 09.2016   5 comments
Category :小説・映画
 

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